アメリカの現代音楽、映画音楽作曲家マーティン・ブレスニックの作品集。2019年に作曲された弦楽四重奏曲「The Planet on the Table テーブルの上の惑星」は難解な作風で知られるモダニズム詩人、ウォレス・スティーヴンスの詩に触発されており、記憶の霧の中から浮かび上がる音を伝えるために書かれたという作品。続いて独奏チェロのための「パリソット」、シューマンの「預言の鳥」のタイトルからイメージを膨らませた「Bird as Prophet」の2曲、最後はピアニスト、リサ・ムーアによるリゲティを思わせる技巧的なピアノ曲「Bundists」で幕を閉じるという1枚です。 (C)RS