発売日: | 2021/10/15 | 収録時間: | ---- | アーティスト: | ---- | 盤種: | アルバム | シリーズ: | ---- | メーカー: | インディペンデントレーベル | ジャンル: | ---- | 品番: | cd_077tocc613s | 平均評価: | レビューを見る | | |
2021年に生誕100年を迎えるマルコム・アーノルド。優れた映画音楽の作曲家として、また20世紀イギリスを代表するシリアスな交響曲の作曲家として評価されています。このアルバムに収録された2つの作品は、アーノルドの対照的な側面をはっきりと示しています。タイトルを見るだけでも興味深い「美食大協奏曲」は、陽気で親しみやすいアーノルド。1961年に初演された‘ホフナング音楽祭(イギリスで開催されていた抱腹絶倒の冗談音楽祭)’のための作品で(アーノルドは音楽祭の創設者で漫画家のジェラルド・ホフナングの友人だった)、一連のコース料理が音で描かれています。転じて、交響曲第9番はシリアスな音楽。病と闘い完成が大幅に遅れてしまったこの曲、アーノルド自身が「地獄を通り抜けた」と語った後に作曲されただけあって、暗鬱な第4楽章の最後で光が差すような長調への転調が強い印象を残します。 (C)RS
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