前作『Mona Lisa OVERDRIVE』から約2年ぶりとなる、BUCK-TICKのオリジナル・アルバム(15thアルバム)が。 先行シングル「ROMANCE」とアルバム『十三階は月光』は、ゴシックをテーマにしたプロジェクト。初期の頃からゴシック要素を取り入れてきた彼らだが、ここまでストレートなゴシックは初である。この‘ど真ん中のゴシック’に、メンバー5人のエッセンスが加わり、想像をかきたてる独特な世界観とエモーショナルなサウンドが新たに生まれた。インスト4曲を含む18曲(約68分)という壮大なコンセプト・アルバムを聴き終えると、1つの演劇や映画を見終わった後のような、言葉にするのがもったいないような高揚感。『十三階は月光』というタイトルには、特定の意味を持たせていないと今井は言うが、アルバムを聞き終えた後に、自ずと浮かぶイメージがあるはずだ。 (C)RS