チャールズ・チャップリン監督81作目にして初のカラー作品であり、遺作となったラブコメディ。豪華客船で香港に立ち寄った政治家のオグデンは、ロシアの亡命貴族である伯爵夫人に心惹かれるが…。‘ユニバーサル・シネマ・コレクション’。 | | ご購入はこちらから - 価格
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カラーのチャップリン
年老いたチャップリンもちょっとだけ出演してますが、プロディースはしていないので、いまひとつの点はありますが、チャーリーファンは必見です。
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ネタバレマーロン・ブランドとソフイア・ローレンで描く大人のメルヘン
香港を出港した豪華客船の中に、アメリカ外交官オグデン(マーロン・ブランド)が乗っています。
彼は妻のマーサ(ティッピー・ヘドレン)との愛が冷えて、離婚寸前の状況です。
ホノルルへ向かう彼の部屋へ、前の晩、香港のダンスホールで見かけた踊り子のナターシャ(ソフィア・ローレン)が迷い込んで、そのまま密航を続ける事になります。
彼女は不幸な身の上でアメリカへ行くしか望みがないと言い、彼女が船に乗っている秘密を出来るだけ守ってあげたいオグデンは、心ならずも彼女と船中で共同生活をするようになって-------。
この外交官と踊り子との間に、やがて恋が芽生えて、最後には外交官は自分の地位も名誉も捨てて、しがない踊り子と一生を共にする事を決意するという物語です。
いささかお伽噺めいたストーリーで、現実離れした作品なのですが、監督のチャールズ・チャップリンはさすがに、その「ウソの話」を、もっともらしく作り上げて、最後まで一気に見せてしまう演出のうまさを発揮しています。
これは、多分に、マーロン・ブランドとソフィア・ローレンという、二人の芸達者な演技派スターに頼る部分も多く、この二人の表情を、克明に、丁寧に追って行くという、正攻法の演出を映画の始めから最後まで崩さずに貫き通しているからだと思います。
その事によって、この大人のメルヘンは、説得力を持ったと言えるのではないかと思います。
特に、ソフィア・ローレンの艶やかな中にも哀しみの表情をたたえた、デリケートな演技には唸らされます。
密航がバレては大変とばかり、ドアのブザーが鳴るたびに、ナターシャとオグデンが右往左往するそのあたりで、老ウエイターの役で、チャールズ・チャップリンがちょこっと顔を出すシーンには、思わずニヤッとしてしまいます。
それにしても、このシーンのチャップリンの緩急を交えた演出のうまさには舌を巻きます。
そして、ナターシャを追って、オグデンがホテルのレストランの、彼女のテーブルに近づいて行くラストシーンのあたたかく、心優しい描き方に、このチャールズ・チャップリンという老作家の誠実さを感じる事が出来ました。
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