特典・セット商品情報 キャスト・スタッフ・原作者・映画評論家による音声解説 ジェイムズ・エルロイの原作を鬼才、カーティス・ハンソン監督が映画化したミステリー。カフェで元刑事を含む6人の男女が殺される事件が発生し、殺された刑事の元相棒・バドが捜査を開始するが…。‘ベスト・ヒット’。 ©2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved. | | ご購入はこちらから マーケットプレイス予約・出品 |
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ネタバレヘビー級の犯罪映画の傑作「L.A.コンフィデンシャル」
忠実に再現された1953年のロサンゼルスも、ノスタルジックなくさみがなくていいですね。
ジェームズ・エルロイの複雑な原作を、すっきりとまとめ上げた作品だ。
とは言え、一筋縄ではいかないストーリーなのは確かだ。
下町で起きた殺人事件の捜査が、意外な展開を見せていく。
娼婦を映画女優そっくりに整形させる売春組織、麻薬密売、警察の腐敗、政治家への恐喝、上質で官能的なラブロマンスと、実に盛りだくさんだ。
危険な真実を追うのは、3人の刑事。バド(ラッセル・クロウ)は、激しやすく、犯人のためなら証拠の捏造もいとわない。
女を救うのが生きがいで、高級娼婦のリン(キム・ベイシンガー)に騎士道精神をそそられる。
エド(ガイ・ピアース)は、知的な野心家で、警察の広告塔にはもってこいの堅物だ。
目立ちたがり屋のジャック(ケビン・スペイシー)は、タブロイド紙の記者と組んで、有名人のスキャンダルを暴く。
この映画の魅力の一つは、この3人のイメージが、目まぐるしく変わることだ。
乱暴な男が、実は知的だったり、やさ男が、タフなところを見せたりするのだ。
ありきたりの素材を、隙のないエンターテインメント作品に仕立て上げることで定評のある、カーティス・ハンソン監督だが、この作品では、手ごわい素材に取り組んで、一段と腕を上げていると思う。
だから観る側にも、多少の覚悟が必要だ。
集中して観ないと、錯綜するプロットに置いてきぼりを食わされる。
しかし観る者の努力に、この映画は、暗くミステリアスに報いてくれる筈だ。
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