近未来のデトロイトでは警察までが巨大企業オムニ社の傘下にあった。警備ロボットの実験に失敗したオムニ社は、人間の脳を使ったサイボーグ警官の開発を進める。そして殉職した警察官マーフィーの脳を使い「サイボーグ警官・ロボコップ」として甦らせた。生前の記憶を消され、圧倒的なパワーで活躍する彼だったが、徐々に殺される前の記憶が甦り…。
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流石はバーホーベン
怪獣さん-2007-06-29-DVD/CDレンタル
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サイボーグ警官が大活躍の近未来アクション
hide、no1さん-2008-12-24-DVD・Blu-ray(通販)
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アメリカン・ヒーローの系譜 ?
つまりサイボーグ型ヒーローは、その力を与えた背景の世界と拮抗する存在なのだ。その世界とは社会倫理と秩序が極端にまで低下した末期的資本主義社会、貧富格差と日常暴力が構造化してしまった近未来デトロイトである。カーペンターより更に亢進した妄想的悪趣味監督バーホーベンはそれを毒々しきディストピアと描き、?ロボ・コップ?マーフィーがその中に厳と屹立する。考えてみれば鋼鉄の警官なんて権威の権化みたいじゃない?。もしかするとこれは監督の皮肉かもしれない。えげつないまでに権威主義的な強大な武力で(そしてそれがヒーローとなり)維持される我らの秩序って、一体ナニ?って。
フルハウスさん-2006-09-12-DVD/CDレンタル
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ネタバレ機械文明に対する、人間の尊厳を描いているようにも深読みできる映画
ならば、強敵無比、死ぬことのないマシン警察官を造ったらどうだろう、ということで試作された第一号。
これは、強いばかりか凶悪ですらある失敗作だった。
この失敗を好機とばかりに、ライバルが売り込んだのが、殉職した若い警察官の頭脳と肉体に、鋼鉄の外皮とコンピュータ化された機能を加えたロボットだった。
やがて、敵弾に倒れて、死の瀬戸際に立たされる、主人公の警察官。
彼が、大手術を受けて一命をとりとめ、ロボコップとして生まれ変わる。
こうなれば、向かうところ敵なし。
銃撃の真っ只中へ乗り込んで、犯人どもを叩き殺すのだ。
いや、そればかりではなく、凶暴な初代ロボット警察官とも対決する。
この映画の作り方は、まるで西部劇そのものだ。
あの決闘シーンを、近未来に持って来て、とことん刺激を強く表現する。
そして、この映画のポイントは、ラスト・シーン。
自分を強くして、戦う事だけだったロボコップが、初めて人間としての自分を自覚するところで、この映画は終わる。
機械文明に対する、人間の尊厳を描いているようにも深読みできる。
それにしても、こうしたロボット警察官の活躍に対して、拍手しながら見つめるアメリカの大衆。
やはり、凶悪犯罪多発の不安感から来たものだと思えてならないのだが。
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シネマの風さん-2023-05-08-DVD・Blu-ray(通販)
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ネタバレブラックジョークとブラックユーモアてんこ盛りのロボットアクション
(当時のデトロイトは治安が悪かった。この映画はその将来を暗示していた。
中東に関する問題もあり、それを皮肉ったブラックジョークもある。)
この映画の見所は、
1.人間であり一人の警察官であった主人公マーフィが残酷なテロリストたちに人の形じゃなくなるほどスタボロに撃たれまくり絶命する。こうして主人公の人生は終わった。
2.オムニ社の商品としてロボコップとして生まれ変わった主人公。
主人公はマーフィとしてではなくコンピューターのプログラムで制御・管理(支配)
によって行動するあくまでも人の頭を使ったロボットであった。
3.ところがある事をきっかけに自分はマーフィという人間であったことを知る。
やがて徐々に人間であった頃の一部を思い出し、プログラムに支配されながらも自我に目覚めていく主人公。(この部分が最もこの映画の見所である。)
4.オムニ社内の派閥争いにやや巻き込まれながらもかつて自分を殺したテロリストたちを倒す。
5.最後に黒幕を倒したさいに名前を聞かれる主人公ロボコップ。
それに返した主人公の答えは「マーフィ」。ロボコップではなくマーフィである。
この映画の魅力はロボットのアニメーションもあるのだが主人公が人間としての命を失い、皮肉にも黒幕であるオムニ社の商品としてロボコップとして生まれ変り、いち商品に過ぎなかったはずのロボコップがやがてかつての記憶を取り戻して人のように行動し始めるというところである。
続編である2,3も楽しめるのだが1作目である本作が一番面白い。
(2作目もロボコップ2との戦いが見どころであるというのも付け加えておく)
個人的には5本指に入るくらいお気に入りの映画だ。
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あすか・こーちかいねんさん-2017-08-30-DVD/CDレンタル
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