特典・セット商品情報 オリジナル劇場予告編 フレッド・ジンネマン監督、オードリー・ヘップバーン主演によるドラマ。コンゴでの医療活動を切望し、修道院で尼僧を目指す女性の姿を描く。‘WARNER COLLECTION 今だけ¥1,500 2009 Autumn’。※12月28日までの期間限定出荷 | | ご購入はこちらから マーケットプレイス予約・出品 |
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ネタバレ「ローマの休日」のオードリーが全てではないことを教えてくれる作品
やはり、名画と言われているものは、何度観ても、観るたびに新たな発見があり、映画を観る至福の悦びを感じますね。
看護師のオードリー・ヘプバーンは、神への絶対的服従を誓って、修道院に入り、毎日の厳しい規則と試練に耐える日々を送ることになります。
喋るな、要求するな、財産を持つな、昔を回想するな、意志を捨てよ、自我を失くせと、精神の内部にまで、戒律は及んでくるのです。
ナチス・ドイツが攻めて来て、祖国ベルギーが軍靴で蹂躙され、父親がファシズムの犠牲になってしまいます。
だが、修道院は、神の意志として現実を受け入れることを強要するのです。
不正義に対してでも、報復をするのは卑しい、ナチスもレジスタンスも神の前には等価値であると教えられた時、彼女は神の存在に疑問を抱きます。
これでは神は人間を救済することができない。
宗教はただ神に祈るだけでよいのか-------。
レジスタンスの地下組織から看護師としての協力を求めて来た時、彼女は掟を破り還俗する決意をします。
今度こそ本物の人生へ、しかし、死が待っているかもしれない世界へ向けて出発する。
修道衣を捨て、17年間の尼僧生活に別れを告げるんですね。
部屋から出て、画面の奥へ一人で再出発すべく歩いていくラストが、とても印象的です。
頭までを覆った衣服を纏ってはいるものの、オードリーの表情は、気高く美しい。
「ローマの休日」の彼女がすべてではないことを、この映画は教えてくれるんですね。
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