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商品の梱包について 春泥は静子の初恋相手だったが、ふられた腹いせに復讐を宣告してきたのだ。脅迫状には静子と夫の夜の秘事まで観察した記録があり、闇に潜む陰獣のような眼に静子は恐れおののいていた。そして第二の脅迫状が届き、予告通り、静子の夫六郎が隅田川に溺死体で浮かび上がった…。 ©1977 松竹株式会社 | | ご購入はこちらから マーケットプレイス予約・出品 |
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わけのわからんたるい映画
今年見た中では最低だ。
だらだらと眠たくなった。
sogaryouzinさん-2010-01-06-DVD/CDレンタル購入・利用済み
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ネタバレ東宝が横溝正史なら松竹は江戸川乱歩だという動機で作られた作品
彼女は寒川の小説のファンだというのだ。
それがきっかけで交際の始まった二人だが、ある日寒川は、静子から昔つきあっていたが、後に別れた男が、今は猟奇的な作風で知られる作家の大江春泥になり、彼女に昔の恨みをはらさんと、脅迫状を送ってきたとの相談を受けた。
彼女を心配する寒川は、大江春泥の行方を探るがわからない。
大江はもともと人嫌いで、編集者とも手紙を介してしか連絡をとっていなかったというのだ。
今度は静子の元に、静子の夫を殺害するという手紙が大江春泥からやってきた。
最初観た時、あまり面白くなかった記憶があったが、今回も、観直しても、やはりあまり面白くない。
第一にテンポがだるすぎますね。
肝心の謎解きだが、最後に20分ぐらい、あおい輝彦が話しているだけで、誠にわかりにくい。
今回、原作を読んでから観たので、私はわかっていたが、初めて見た時は、よくわからなかった覚えがある。
ここは、あおい輝彦が謎解きをしながら、説明用のインサートカットを入れて欲しかったなと思う。
そして原作では、寒川はいったん真犯人の罠に掛かって、別の人間を犯人と断定する。
しかし、その後、屋根裏に残されていた手袋のボタンが無くなっていた日を知って、自分の誤りに気づく、という2重の面白さがある。
ところがこの映画は、長いにも関わらず、この1回目の推理は省略され、1回で真相にたどり着いてしまうのだ。
それは、やはりないと思う。
江戸川乱歩の面白さが半減してしまいますからね。
しかし、悪口ばかり書きましたが、この映画に魅力がないかと言うとそんなことはない。
SMがモチーフになるのだが、囲碁の石を打つパチン、パチンという音が、鞭の音へと変わっていく効果は、非常に印象に残りましたね。
そしてラストシークエンス。
「あなたと二人で過ごすための部屋」といって静子は、寒川をある土蔵の二階に連れて行く。
この部屋が真紅の壁、カーペットという異様な部屋。
この映像的なセンスは、やはり加藤泰だろう。
事件が全て終わって、寒川が謎を解き明かした後、この土蔵の階段を降りて足下から、徐々にあおい輝彦が消えていくシーンも印象に残りましたね。
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