お気に入り
ただいまメンテナンス中です
ご迷惑をおかけいたしますがメンテナンス終了までしばらくお待ちください。
電子書籍
PCゲーム/ソフトウェア
DVD/CD
コミック
通販
マーケットプレイス
3Dプリント
購入済み情報
お気に入りリスト
DVD・Blu-ray
グラビア
FANZA DVD通販へ
その他メニュー
通販のご利用について
平均評価4.5
総評価数4(4件のコメント)
表示できるレビューがありません
星5を表示
ネタバレ最後まで手の内を明かさない脚本が、愛憎劇の果てをも描いた作品
レビューを表示する
シネマの風さん-2023-04-05-DVD・Blu-ray(通販)
0人が参考になったと投票しています。
母性の象徴
Jobinさん-2014-06-09-DVD/CDレンタル
1人が参考になったと投票しています。
星5を表示
★の絞り込み解除ネタバレ最後まで手の内を明かさない脚本が、愛憎劇の果てをも描いた作品
キム・ギドク監督の映画は、いつ観ても肩が凝る。最後まで気の抜けない緊張感の連続に、全身がこわばってくるのだ。
特にこの映画はひどい。並みのサスペンス劇では到底及ばない、肺腑を抉るような息詰まる人間ドラマになっているからだ。
題名にある「ピエタ」とは、十字架から降ろされたキリストを、胸に抱く聖母マリアを指している。
つまり母と息子の物語なのだが、ここでは主役は母であり息子でもある。
生まれてすぐに捨てられた、30年間天涯孤独に生きてきた借金取りの男(イ・ジョンジン)のもとへ、ある時、母と称する中年女性(チョ・ミンス)が現われる。
執念深い彼女は、とうとう男の家に上がり込み、食事の世話までするようになる。
果たして彼女は、本当に母なのか?
ここから物語は次第に核心へと至るのだが、ミステリアスなサスペンス劇という関係上、細部を語るのは御法度だろう。
要するに、母と息子の激しい愛憎劇、それも魂と魂がぶつかり合う復讐劇をはらんだ物語で、そこには男の借金取り立ての現場となる、ソウルの町工場が連なる一画が深く関わってくる。
男の取り立ては残忍そのもので、債務者に重傷を負わせ、その保険金で利子が10倍に膨れ上がった借金を返済させるというあくどさ。
そんな嫌われ者のもとに、突然現れた”母”とはいったい何者なのか?
おそろしく良く出来た脚本だ。
これまでにも脚本には定評のあったキム・ギドクだが、この映画ではさらに腕を磨き、最後まで手の内を明かさない。
つまり終幕まで二転三転して、ラストシーンが見えないのだ。
そこで描かれるのは、愛憎劇の果ての母性、慈愛と悲哀に引き裂かれた母性の奥深さだ。
キム・ギドク監督は10代の頃、この映画の舞台となったソウルの清渓川地区で、工場労働者として働いていたそうだ。
そして青年時代は、夜間の神学校に通って牧師を目指したという。
”工場”と”神”が、この傑作に結び付いたことは間違いない。
レビューを表示する
シネマの風さん-2023-04-05-DVD・Blu-ray(通販)
0人が参考になったと投票しています。
母性の象徴
ラストシーンがまたいい・・・
Jobinさん-2014-06-09-DVD/CDレンタル
1人が参考になったと投票しています。