サイコ的なニュアンスが近いと思う。
それも大人しいサイコ映画といった印象。
ホラーの要点として敢えて言えば、
音響と視覚エフェクトが心理的に与える効果はあると思う。
勿論、本題の物語がホラーだが
映画の中のどんよりした空気感、それに交わるセリフの
大人しい会話、学生同士の会話が大人し過ぎる印象で
人物設定の、この子がこうなった!! あの子がこうなった!!
といった恐怖心を煽る展開が死という結果に負けている。
要するに人物設定の脇役キャラが弱く、
視聴者の心を掴んでいない為、心理的に人の死が弱い。
情感とか死への未練を考える程、脇役を意識したい。
結果論だが、斉藤洋介さんの個性を絡めて欲しかった。
個人的には松田一沙さんが出演している事が嬉しかった。
後藤理沙さんも可愛いが松田一沙さんも存在感がある。