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maiijyangさん

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  • 酔画仙

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    奔放

    時は19世紀後半、朝鮮王朝末期。激動の時代を生きた自由奔放な画家の物語。
    その生涯には謎が多いが、残された作品は力強く秀逸で、今なお韓国画壇に大きな影響力を持ち続けている。
    本篇では、画家の生き様を人間的なくさみを強調して描くと同時に、丁寧に時代背景を説明しており、好感が持てる。
    イム・グォンテク監督の数多い作品の中でも、群を抜く力作と言って良いであろう。

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  • 密やかな陽射しと密やかな愛

    不幸な運命に弄ばれる女の絶望、苦しみ、狂気が巧みな演出により描かれていく。
    しかし、そんな女に密かに想いを馳せ、いつも身近で見守る男がいた。女は男の密かで細やかな愛によっていつかは立ち直れるのだろう。
    ラストシーンの密やかな陽射し(シークレット・サンシャイン)がそれを象徴している。「オアシス」に続くイ・チャンドン監督の力作。
    主演女優チョン・ドヨンの渾身の演技が光る。

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  • 思想がない

    実に下らない。思想性がまったく感じられない。
    見てくれだけの人間の上っ面だけが執拗に反復して描写されている。結末も突飛すぎてついて行けない。

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  • 気まぐれな唇

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    人生とはさまようことなのか

    あてのない放浪の旅で男が出逢った二人の女との本能的だが虚無的な愛の姿を描く。男は真実の愛を求めてずっとさまよい続けるというのか。
    人の世のやるせなさがよく出ている。焦点が絞れないように見えるが、人生とはどうなるのかわからないものだと言っているようでもある。

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  • サマリア

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    生きることの痛み

    キム・ギドク監督の最新作。10作目。
    キム・ギドクの作風の基調といえる生きることの痛みや哀しみを今までとは少し異なる視線で描く。
    人はなぜ生きていかねばならいかその意味を問いかけている。
    人は何によって生きるのかを説いているようにも見える。

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  • 春夏秋冬 そして春

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    移ろいゆく四季と人生

    キム・ギドク監督9作目。
    韓国の山深い湖の中にたたずむ寺刹が舞台。人間の業と性(さが)を四季の移ろいの中で切々と鮮やかに描く。
    中年の僧をキム・ギドク監督自らが演じている。氷の仏像は監督自身が彫ったものである。監督の芸術家としての才能も注目される。
    本作で描かれた東洋の美、文化、人生観は全世界の人々を魅了し、また大きな反響をもたらした。
    進化するキム・ギドクの世界をじっくりと鑑賞したい。

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  • 恋する神父

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    人を愛することの素晴らしさ

    人は愛することによって生きる喜びや生きる意味を見いだす。そして生きがいを感じる。愛はしかし喜びだけでなく、ときに苦しみや悲しみをもたらす。
    本作はこの当たり前のことを素直に表現した作品といえる。

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  • 連理の枝

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    生まれ変わっても結ばれる愛

    チェ・ジウとチョ・ハンソンの熱演が光る。脇役の二人の好演も見逃せない。難病や不治の病に侵された二人が次の世でも結ばれようと固く誓い合う。
    韓国映画にはよくある設定で作品の出来そのものは悪くないが、構想が平凡にすぎて高い評価は難しい。

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  • 裏社会や下層階級の人々の無常感

    鬼才キム・ギドク監督の2作目。舞台はパリ。暴力とセックスのシーンが多い。社会の裏側や下層階級の人々の苦しみ、哀しみや無常感を描く。
    決して良い出来映えではなく、監督の気負いや生硬さが伝わってくるが、それなりのインパクトはある。

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  • とかげの可愛い嘘

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    愛は記憶である

    記憶の中に脈々と生きる愛が描かれる。幼なじみの女性が姿を消しては現れる。男性は遂にその理由を知るが、別れは誰にも止められない。
    哀しい宿命を背負わされた二人だった。悲恋物語だが童話的な設定が生きてちょっぴり華麗な仕上がりとなっている。

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  • 絶対の愛

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    愛は惜しみなく奪う

    愛は惜しみなく奪うとはトルストイの言葉である。また、有島武郎の小説の題名でもある。キム・ギドク監督はこれらを意識していたのではないか。
    愛は求めるものではなく、与えるもの。求めんと欲するばかりの愛は滅びるしかない。鬼才キム・ギドクはそう言いたいのではないか。
    短い生を生きる人間の性(さが)は誠に愚かしくまた哀しい。そう主張しているようにも思える。原題のTimeというのはそういう意味かもしれない。
    ともあれ、キム・ギドクの世界をじっくりと堪能できる逸品であることだけは間違いない。

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  • 受取人不明

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    韓国のではなく世界の鬼才キム・ギドク監督

    キム・ギドク監督は、韓国の奇才、鬼才を超え、もはや世界の才能というべきだろう。本作品には十分にそれだけのインパクトがある。
    韓国社会を見据えた秀作。社会の底辺にいる人々の深い哀しみを描く。凄惨で救いのない結末だが説得力がある。

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  • 男の香り

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    貫き通した男の愛とは

    兄妹のように育った二人が大人になり、ひそかに愛し合うようになる。
    しかし、男はあくまで妹として愛し、そのひたむきな愛を貫いた。男がそこまで強く清らかでさえあるのは何故か。
    チャン・ヒョンス監督はこんな愛もある、あっていいと訴えたいのか。「誰にでも秘密がある」というセックス・コメディ
    を作った人の作品とは思えない。

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  • 純愛、友愛と家族愛の物語

    片山恭一原作の小説を行定勲監督が映画化して大ヒットした「世界の中心で愛を叫ぶ」の韓国版リメイク。設定がいくつか異なっているが全体の筋立ては同じ。
    一般に、韓国社会では家族の絆が強く、本作でも強い家族愛が描かれていて一つのポイントになっている。また、海や小島の美しい映像が印象的である。
    しかし、アンゲ島という名のその島はどう見ても竹島で、なぜ竹島を舞台に選んだのか想像に難くないが、ここではあまり追究せず、素直に美しい島と捉えておく
    としよう。
    主役の二人は、実際の年令からすると高校生とするには無理があるが、役柄や雰囲気に初々しさがよく出ていて好感が持てる。
    純愛物語だけではなく、家族愛、友愛を強調した作品である。

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  • シングルス

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    楽しくご覧あれ

    ここには、韓国流オプティミズム(楽天主義)の真髄がある。どのシーンからでも抵抗なく入れる。何度見てもあきない。
    ストーリーは平凡だが台詞に妙な説得力がある。私の人生はまだまだ半分、これからが本番、
    どんな問題が起こっても必ずその答が見つかるとはヒロインの独白だがこれこそが本作のエッセンスである。
    あれこれ考えずにとにかく楽しんで見てね。そんなことを言いたげな作品だ。

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  • 女教授

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    生まれつき背負っているもの

    イ・ハ監督に問いたい。
    ムン・ソリにAV女優のような演技をさせて何を言いたいのですか?
    ふしだらな女はふしだらにしか生きられない、つまり、人生には逆らえない運命というものがあるのだから、
    悪あがきしないで生きろとでも言いたいのでしょうか?

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  • 愛とは苦しみなのか

    唐突に目の前に現れた目の見えない少女になぜか引き寄せられていく男。その少女の視力回復のために瞳を提供したのは男のかっての恋人だった。
    愛の哀しさとその末路を狂おしく描く。清純な少女、ひたむきな愛に生きた女、そして無気力な男の三者の不思議な縁を説得力のある映像で表現している。

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  • ファミリー

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    女優スエの魅力

    当たり前のことだが、女優は監督の要求に正確に応えねばならない。
    本作では、スエには「夏物語」のような頼りなげな清純さは見られず、芯の強い気丈な娘とう役柄に徹している。
    本作の方が「夏物語」より先に制作されたことを考えるとスエには若さ故の生硬さが出ているともいえる。
    実は私は、「夏物語」を先に見ているので、なおさらスエの若さが目につくのかもしれない。
    女優としてのスエではなく、一人の女性としてのスエという視点で見るなら、私は「夏物語」のスエの方が好きだ。
    女優としての可能性をより強く予感させるからである。

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  • イ・ヨンエの演技力

    不治の病に侵された妻の応援でようやくスターへの階段に近づくことができた夫。夫の晴れやかな舞台を見守りながらひっそりとくずれおちた妻。妻は十分すぎるほどに自らの死を予感していた。病弱の妻役をイ・ヨンエが渾身の力で演じている。この作品では、ストーリーはさることながら、イ・ヨンエの女優としての磨きぬかれた演技力に注目したい。

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  • 本当の愛とは

    「愛の定義はいろいろあるが、本当の愛とは相手の人生を背負うこと」が本作のテーマ。年上の女が年下の後輩を諭すシーンでの台詞。映像も音楽も非情に良い。
    一つ一つのシーンが絵になっている。サンタルチアのメロディが純愛の心模様を切なく哀しくそして鮮やかに歌い上げる。イ・ジョンウク監督がどういう人かは不勉強
    で知らない。しかし彼のセンスの良さは抜群のようだ。他の作品にも是非ふれてみたい。

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