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tera21さん

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  • ルパンの消息

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    いやいや、侮れませんね・・・

    脚本と監督のスタッフクレジットを見て、避けていたんですが、予想外に既に観た方のレビューが高評価なので、えいっと思い切ってレンタルしてみました!
     観終わって、一言。面白いじゃん!

     この作品のリンクからもたどれますが、監督の水谷俊之さん、あまり華のある作品は撮ってませんよね、率直に言って。
     脚本の田辺満さんも、まぁ、中堅どころとは思いますが、サスペンスというか、横山秀夫原作を脚色するようなライターさんには思えませんでした。
     なのに、この作品で見せる、最後まで、これ結局、どないなるねん、遠藤憲一はただのゲストキャラか?と思わせながら、ぐいぐい引っ張っていき、最後に、おお、そういう落とし方に持って行くんか!やるじゃん。というフィクションの醍醐味を満喫させて頂けます。取調室、捜査会議、学校、喫茶ルパンと限られたセットの中だけで上手く低予算を意識させないように練られたプロットも秀逸。
     どうして、この監督、脚本家でこんな傑作になったのか、未だに謎ですが、ひとつだけはっきりしてることWOWWOWのこしらえるドラマは、日テレやTBS、テレビ朝日やフジの大資本投入の全国公開作品なんかより、はるかにドラマとしての王道を歩んでるってことですね。

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  • 十三人の刺客

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    稲垣吾郎に頼り過ぎ・・・・

    あーあ、だから、ジャニーズ事務所の人間なんか起用するから、こうなるんスよ。
     いや、これは稲垣吾郎の演技が下手だからとか、キャラが立ってないとか、そういう問題じゃないんです。
     オリジナルの工藤栄一監督で同じ暴君の明石藩主を演じた菅貫太郎と比較してください。
     このリメイク版での稲垣吾郎ちゃんは、冷淡酷薄残忍な殿様ではあっても、バカ殿様には見えません。さながら、市川雷蔵が演じた「忠直卿行状記」のようです。生来の残忍ではなく、己の出生や立場身分から来る相克故に、こんな振る舞いをするようになったんじゃないかと、敢えて、非道な人間を装い、心のなかでは涙を流しながら、冷酷無比な振る舞いを重ねているんじゃないか、そういう風に見えてしまうのですわ。
     で。プロデュースする側の苦心も判るんですよ、稲垣吾郎に菅貫太郎並の単なるバカ殿様を演じさせる訳には行かない、それなりの見せ場、台詞を割り振らなくちゃならん、という縛りもね。でも、だったら、稲垣吾郎なんぞキャスティングしなきゃ、こんな無用の苦心も必要なかったのに。稲垣吾郎の責任ではありません。
     おかげで、本来なら、クライマックスとなる筈の島田と鬼頭の真剣勝負がエラクぞんざいに扱われてるハメに。

     やっぱり、三池崇史って、血みどろのオドロオドロシイ画面作りや、抗争そのものを演出するのが好きなだけで、映画が好きな監督さんだとは思えないですな・・・。
     おとなしく、不良やヤンキー、ヤクザのチンケな抗争映画だけ撮っていてください。これ以上、大作時代劇に足を踏み入れないで貰いたい。

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  • アンストッパブル

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    娯楽映画の王道

    トニー・スコット監督、ゴメンなさい。こんな気持ちの良い映画だと前もって知っていれば、映画館まで観に行くのでした。画像鮮明、誰にも邪魔されない、周りを気にせず足投げ出して鑑賞できる、ご家庭用の大画面テレビで観るのも、それはそれで悪くはありませんが、劇場の大スクリーンで見ていれば、さぞや、迫力を堪能できたでしょうに。
     いや、だって、この映画って、昔から何度も扱われてきたネタをなんで今頃また・・・って、先入観で避けてたんですよ。
     なので、どうせ~今度も~とかって、期待もせずいたら・・・本当にゴメンなさい。こんな傑作だとは、ついぞ予想だにしておりませんでした。

     ストーリーというか、たぶん、シノプシスの段階から、かなり練りこんでたんでしょうか、まぁ、登場人物には色々と面倒くさそうな人生模様を抱えたキャラクターを多数登場させながら、お話は、あくまで、歯止めの効かなくなった列車を如何に止めるか、その一点に徹底的にフォーカスして、脇道に逸れません。
     邦画だと、此処ぞ映画最大の見せ場!っつうところで、フランクと、その娘、はたまた、ウィルと係争中の奥さんとが、無線で延々、しんみりした会話をやらかすのは間違いのないところですが、シリアスとリアリズムを、きっちりと峻別するアメリカ映画は、当然、そんな甘ちゃんな演出には寄り掛かりません。その辺の人間模様はあくまで、映画に香り付けをする為のフレーバーに過ぎないのです。

     こういう映画を見に行く時に、期待するのは、この暴走する列車をどうやって止めるか、その一点のみ。登場人物たちの身の上話を聞きたい訳ではありませんし、なんで、こんな事件が起きたのか、ってな、室内での喧々諤々の会議や罵り合いのシーンを見たい訳でもありません。
     そして、この映画、その一点に徹底的にフォーカスして時間を追いかけて行くことに成功した稀有な例だと思います。そして、それが成功した後だからこそ、エンディングで手短に語られる、登場人物の事件後が、これまた一際、爽やかなフレーバーとなるのですね。

     暇つぶしで見ても、カップルで見ても、親子で見ても、一人じっくりと見ても、漢の映画として受け止めても、己の職業に誇りを持ったプライドの物語と捉えても、とにかく、ハズすところの少ない、かつ、物語は至ってシンプルで人にもオススメしやすい、近年なかなか得難い作品だと思います。

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  • お約束通りのベタな展開なのに、この爽快感

    ホント、これだけベタベタの素材で、かつ、離婚して離れ離れになっていた父と子の葛藤と交流、無名の選手が栄光へと駆け上がっていくスポーツムービーの要素にCGとガジェット駆使した近未来的なマシンVSマシンの格闘戦、と皆様書いているように、筋立てもギミックも伏線の張り方も、どっかで見たような作品のアラカルトなのに、なんでしょうね、この見終わった後の清々しさは。
     一歩間違えれば、あざとくて仕方のない映画になりそうなのに、少しも嫌味にならないし、焼き直し感もまるで感じない手際の良さはさすがと脱帽するしかないですねぇ。
     子役の登場から半ばまでは、少々だれるところも無いではないですが、アトムの登場からの後半は、それこそ親子モノとスポーツモノに定番の展開は先が読めていても、気分良く最後まで見ていられます。出来すぎの筋立ても、お約束の小ネタてんこ盛りで、手加減なしなのが功を奏してるんでしょうね。
     ホント、向こうの人達はこういう映画を作らせると手際が見事ですねぇ。

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  • ひでえオチだわ

    なんだ、この取って付けたようなどんでん返し。
    原作は知らんけど、蘭って、なにか世の中を憎むような生い立ちでもあるのん?
    これでは善人ではないけれど、ちまちまと生きてる小市民を苦しめて悦に浸ってる性悪にしか見えんわ。
    田辺誠一の演じる刑事も、性格がようわかりません。
    ちょっと、これは毎回、密度の高いドラマを制作してるWOWOWらしからぬ出来栄えですなぁ。
    これはオススメ致しかねます。

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  • 蛇のひと

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    誰しも社会の中では自分を演じている

    下手なサイコサスペンスや凶悪事件を巡るミステリーなんかより、余程怖いドラマだと思う。
     今西自身に周囲を不幸にしてやろうと思って、意図的に言葉を発している訳ではないのだろう。しかし、生い立ち故に心が空っぽであるが故に、相手を冷静に観察し、相手の欲している言葉、振る舞いを瞬時に導き出せる。そして、そういう状況に直面すると、脊髄反射的に、如何にも意味有りげな、心にもない偽悪的な、或いは偽善的な言葉を紡いでしまうのだろう。そう、今西自身が語っているようにこれは病気の発作のようなものなのだ。意図的にやっているなら、多少はその立場や、自分の言葉に酔っている描写がありそうなものだが、それも一切排除されている。

     本人に悪意がなく、いわば心に善も悪もない空っぽの人物であることは中盤で語られる横領の嫌疑を進んでかぶっていることから伺える。如何に天涯孤独でも、わざわざ刑事事件の被疑者になって逃亡しちゃえばいいなんて誰も思わない。守るものが何もなく、また、社会に対して求めるものもないからこそ、まるで鬼ごっこでもするかのごとく、こんなあり得ない立場を受け入れてしまえるのだろうな、と。
     終盤の永作博美扮する会社の同僚が「私が見張ります」といった時には、実は彼女も少なからず、今西のことを気にかけていて、カップル成立か?と思わせて、そういう安易なエピローグに持ち込まなかったところも結構好印象。エンド・クレジットで彼女が夜の街並みの中を口笛を吹きながら歩くシーンは、彼女自身、心の中に飼っている蛇と正面から向きあって、この後の人生と生きていく決意表明なのだろうと思う。

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  • アベンジャーズ

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    すいませーん、吹替え版、リテイクお願いしま~す。

    ウチ、基本的に洋画を見る際は、音声・日本語、字幕・日本語字幕(吹替用じゃない方)で見ることにしとります。今は結構、知れた話ですが字幕スーパーの第一人者と言われる方の翻訳がホンマに超訳過ぎて、意味が掴めんかったり、台詞の細かいニュアンスとかを重層的に把握しておきたいので、このようなややこしい見方をしておるのですが、業界関係者の皆様、勝手にイメージソング拵えたり、試写会や記者会見にタレント招いたりするのはまぁ、自由にやってもらって構いませんので、作品の中身まで弄り倒すのだけは辞めて下さい。なんで、竹中直人に米倉涼子に宮迫博之がアテレコせんとあかんのですか?
     あんな声質の軽いニック・フューリーがおるかよ。スカーレット・ヨハンソンの吹替がなんであんな大根女優なの?話題作りにしちゃヒドすぎます。宮迫博之はまぁ、及第点ですが、彼より上手いプロ声優はなんぼでもおるでしょう?個人的な趣味で言えば、緑川光とか森川智之辺りの方がええのと違います?劇場公開の時の吹替はまぁ、セールス目的で許すとしても、DVDで著名な顔出しタレントを吹き替えに起用して、なんかセールス上のメリットってありますのん?TとYが声アテてるから、レンタルじゃなくて、セル版購入しようとかって人がいるとは到底思えんのですが。
     という訳で、これをいつか、再リリースする時は必ず、吹替音声もリテイクお願いしま~す。

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  • 文字通りのダークヒーロー

    いやいや、さすがに・・・というか、J.J.エイブラムスに、ノーラン兄弟の弟、ジョナサン・ノーラン参加だけあって、まぁ、バットマンを思わせる展開・・・なんてコメントや感想のブログも目立つ本作ですが、ストーリーの構築が日本の刑事ドラマばかりを見慣れている目には実に新鮮。

     単にどっちが加害者でどっちが被害者か、という以前に「マシン」の弾きだした対象者が「被害者」であっても、生命を狙われるだけの事情がある場合には、そっちにもきっちり落とし前を付けさせる展開が少なくない辺りは若干、ダークでグレーな幕切れの多い本作の雰囲気とも相まって、独特のカタルシスを味わえます。この点、犯罪者の身の上話を単なる時間稼ぎのアリバイにしかしておらず、犯罪者を犯罪者にまで貶めた原因をこしらえた側が断罪されることのまずない日本の刑事ドラマ、サスペンスドラマにも見習って頂きたいとこですね。建前重視、倫理規範の国民感情が異なるお国柄ゆえ、こういう作品を作るのに二の足を踏むテレビ局や制作会社のお立場も判りますが、せめてWOWOW辺りはこういうの作ってくれればいいのに、とつい無い物ねだりをしちゃいますね。

     後、最近、これも日本のテレビで流行りの一人で何でもかんでも解決しちゃう天才的な刑事や鑑識課や大学教授のお話に食傷気味の方にも是非オススメします。天才的なハッキング能力を持つITエンジニアだが、身体が不自由で銃の扱いも不慣れな為、行動力がイマイチのフィンチと、元軍人でCIAエージェントの武闘派ながら、元の恋人を失い人生にやさぐれていたリースという水と油ぐらいに資質の異なる人物が手を組んで初めてドラマが前に進むという、共演者が単なる狂言回しのその助手程度の扱いしかされてない某局の人気刑事ドラマとはなにからなにまで雲泥の差。

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  • アイアン・スカイ

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    日本では作れないタイプの映画、羨ましいなぁ

    ハリウッドにありがちな侵略SFのシュールなパロディかと思ってましたが、いやいや、ブラックコメディだったんですね。不勉強でした。

    個人的にツボだった箇所
    1・アメリカの秘密兵器の宇宙戦艦のネーミング
    2・その館内まで「vote!」の映像が流れていること
    3・合衆国大統領が宇宙船に武器を搭載してない国を尋ねた時に手を上げたのが「フィンランド」だけだったこと
    4・自分が今まで観た映画の中では初めて北朝鮮をハッキリ笑いものにしていたこと(邦画ではまず期待できまい)。
    5・チャップリンの「独裁者」の扱い(しかし、あれぐらいで長年の刷り込みが解けるやろか)

    ともあれ、たまにはこういう映画もいいですね。西洋にも河崎実みたいなこと考える人、いるんですねぇ。(完成度は雲泥の差ですけども)

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  • 結局こういう結末になるんだね

     ファイナルにして、あの警察庁だか警視庁だかの円卓に座ってる大和田伸也以下のいつもの鬱陶しい面々が排除確定でまぁ、それなりに良い感じでの幕切れでした。

     しかし、本作もそうなんですが、最近の国産の刑事ドラマで、少しスタイリッシュを気取ってる作品って、なんでどれもこれも、判で押したように、警察組織内部の腐敗、陰謀ってテーマばかり扱いたがるんだろう。アンフェア、相棒、臨場、踊る大捜査線・・・みなそう。現実の警察がどうであれ、さすがにこう同じ傾向が続くと食傷気味です。
     多分、24・TWENTY FOURとか、あの辺りの海外ドラマの影響かもしれんけど、どうせ影響受けるんだったら、CSIとか、ハワイ・ファイブ・オーとか、パーソン・オブ・インタレストみたいな、ああいうのやってくんないかな?

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  • 相棒シリーズ X DAY

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    覚悟と予算がないなら無理に劇場版にしなくてもいいのに

     今回に限らず、「相棒」って、劇場版になると、なぜか、終幕で失速しますよね。まぁ、かの「ダイ・ハード」シリーズのように、超人的活躍で混乱を収拾して欲しい訳ではないですが、オープニングから冒頭、中盤初めまで、動機も被疑者も不明の謎の殺人事件、操作を進めるに従って、その背景にあるスケールの大きなトリック、アリバイ、上からの圧力・・・と、どんどん大風呂敷を広げるだけ広げて、最後になると、おいおい、そこまで話を広げておいてそれでしまいかよ!という裏切られ感というか、ソレジャナイ感に包まれ、あーあ、観るんじゃなかった・・・。期末特番とか正月特番で良かったのに、という感想ばかりが蓄積されていきますね。
     このスピンオフ企画も、ああいうネタなら、日本経済破綻の陰謀を企む半島や大陸の某国が背後で糸を引いている・・・とかってやれば、それこそ、ダイ・ハードや007並みのアクションとスケールをやれるでしょうに、製作元にはもちろん、そんな腰が引けてしまうような設定のシナリオを書く度胸も覚悟もないんでしょうねぇ。
     結局、いつものお約束で官僚や政府が全部悪い。で実行犯だけが逮捕されて、メデタシメデタシ。
     「見て見て詐欺」はもうたくさん。次はもうだまされないようにしようと思いました。

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  • J.J.エイブラムスをちょっと見なおした

    役者さんの話は他の方のレビューにお任せするとして、劇場公開時にはどうにも気乗りがせず、今回、ブルーレイで初見となった訳ですが、オリジナルシリーズ劇場版の第2作「カーンの逆襲」をこういう風に持ってくるとは、エイブラム、考えたなぁとちょっと食わず嫌いだったのを反省。これで、カーク船長に追放されたカーンが後年、その復讐に転じるという、オリジナルの第2作へ上手いこと繋がるわけですね。まぁ、あちらをリメイクする気は更々ないでしょうけど。
     そこかしこでは、役者さんの違いを含め、オリジナルのTVシリーズでのしょぼさを含めて、揶揄っぽい感想もありますが、あれはあれで、60年代のフレーバーちりばめつつ、うまいこと、文字通り、リブートというわけで、TOS,Next Generation含め、TVシリーズファンの自分は結構、楽しく見られました。クライマックスでのカークが扉の向こう側、スポックが扉のこちら側、というのは明らかに「カーンの逆襲」での、あのシーンへのオマージュでしょうし。
     しかし、何を今更というとこですが、演じ手が変わると同じ役柄でもずいぶんと印象変わるもんですなぁ。リカルド・モンタルバンとベネディクト・カンバーバッチじゃ、天地ほど違うもんなぁ。

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  • 47RONIN

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    あのなぁ・・・・何時の時代の日本だ。

    いや、いいんですよ。史実は無視して貰って。フィクションですから。吉良が長門の国主でも、浅野内匠頭が白髪の老人でも、年に不似合いな娘が居ても。浅野家に謎の白人がいてもいいんですよ。内匠頭が吉良に切りつけた理由が幻覚にたぶらかされたからでも別に構わないんですよ。黒澤明だって、蜘蛛巣城や乱みたいな史実無視のフィクション作ってますもん。
     しかし!この映画の日本って、何時の時代の日本だ。というか、昨今、多少マシになってきたハリウッド映画の中で、ここまで時代錯誤というか、日中韓の区別がついてない江戸時代の日本も珍しい。意図的にやってるんなら、やっぱり、白人って、欧米の極東感ってこんなもんなんね。というところだし、勉強した結果がこれらなら頼むから二度と日本を舞台にしないでくれというところですよね。狙ってやったにしても、これじゃ韓流ドラマの建築物に甲冑に衣装にしか見えん。
     日本人キャストは何をしてるんじゃ。真田広之、柴咲コウ、田中泯、浅野忠信、お前ら雁首揃えて、なんにもクレームつけんかったんか。まぁ、同じ日本人であるはずの紀里谷和明でさえ、「GOEMON」みたいなのを制作してるだけに、偉そうなことは言えませんけどね。あーあ、頭が痛いわ、ホンマに。

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  • エンダーのゲーム

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    今頃映画化されても既視感しかないわ

    原作はずいぶん以前に流し読みしたっきりですが、こちらの映画となると・・・。原作知らない人が見たら、なんのことはない、「スターシップ・トゥルーパーズ」の目先を変えただけの焼き直しじゃん?(もちろん、こちらはアレほど、悪趣味じゃないのは承知のうえですが)という感想になるんではないかと。ひたすら敵を殲滅するために模擬戦に邁進する少年たち・・・ああ、アメリカ映画だなぁ・・・ってところで。それに今頃、これを映像化されても、使われてるネタは既に他の映像化作品でさんざん使いまわされてきたものばかりで、なんぼ原作は時代の先を行っていたと声を大にしていっても、後出しは後出しだよね、感が拭いきれません。
     まぁ、ただね、爽快感は確かにないのですが、ちゃんと一応、観客が見たい映像はちゃんと拵えてるんで、其の点はまぁ、及第点をださんとしゃーないのかな、日本映画だったら、原作を思い切りいじりまわして、うじうじ悩む少年の私生活描写で尺をきっと消耗して、なんじゃこりゃ!というキャシャーンやデビルマン、ガッチャマンみたいな映画になっていたんでしょうから。優れた原作、オリジナルをちゃんと映画化するって、ほんと、難しいんですねぇ。

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  • 真夏の方程式

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    監督のせいか?この消化不良な感覚は

    なんだろうなぁ、このなんというか、すっきりしない感じは。
    それから、動機の説明で尺を使いすぎ。
    というか、あの曰く有りげな出だしと海底資源開発っていう、思わせぶりな条件設定しておいて、結局、出生の秘密と、衝動的な触法少年事件と、脇役のガキのサポートってオチで納得しろって言われてもなぁ。
    一昔前の、2時間ドラマみたい。片平なぎさとか船越英一郎時代の断崖絶壁が取調室になってるだけやん!
    当然、この後、登場人物たちの過去は世間の周知の事実となる訳で、そんな中であのガキがどんなふうに後々、事件を振り返り、成長していくのか、そこをスルーしてたんじゃ、単なるキレイ事だもんなぁ。
    どうせなら、それこそ、ロバート・ダウニー・Jrのホームズシリーズみたいに湯川と天才的犯罪者の丁々発止の駆け引き、それも古畑でも相棒でもない、独特のアプローチでの、そんな作品を見たいものです。

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  • 人類資金

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    もう、福井晴敏は映画に関わらないで下さい

     あ~、なんだろう、このもやもやした感じ・・・と思ってたら、これ、福井晴敏???ああ、戦国自衛隊と亡国のイージスで、散々、痛い目にあって、もうコイツが関わった映画は見ない、と決めてたのに、事前情報を仕入れてなくて、届いてから、福井晴敏と気づく始末。

     これ、真面目に映画にするような話じゃないでしょう。どうせなら、これとか、「相棒 XDAY」のパロディで、日本が借金大国、借金大国って国民が責めるので、借金を一括返済する為、日本政府は保有するアメリカ国債を全部売却することにしました!ODAも全部止めることにしました!みたいなエコノミックコメディにすればいいのに。

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  • 北のカナリアたち

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    阪本順治じゃなければもっと傑作になったかも

    原作は湊かなえだけども、メガホン取ってるのが阪本順治なんでねぇ。
     結果として、「告白」や「嫌われ松子の一生」のレベルには達せず。
     でも、北海道ロケの木村大作のカメラの美しさだけは、さすがという印象。あの風景だけで救われた気分になれたかな。
     しかし、物語としては、どんでん返しというほどのオチでもなかったなく、単に、皆、事情を知らなかっただけで、結局はグランドホテル形式の回顧談に過ぎず。
     全員がそれぞれの出来事の部分部分しか知らなかったというだけで、さりとて、藪の中や羅生門的な深みが有るでもなし、なんだか最後まで消化不良な感じ。なんだろうな。

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  • そろそろ別の方向性を見つけて欲しいなぁ~

     ディケイド辺りから活発になってきた、昭和ライダーから当年度のライダーまで大集結しての、お祭りムービーも、大ショッカーとかスペースショッカーとか、戦隊とライダーの敵組織が結託したりと、とにかく、最初は対立していたヒーロー同士が最後は大同団結して、巨悪に立ち向かう、という、このパターン、そろそろ、理由付けが息切れしてきたかな・・・・という印象の作品。
     藤岡弘まで引っ張り出してきたのはともかく、菅田俊に暗闇大使と村雨良の二役という、ディパーテッドみたいな役柄、必要あったんかな。確かに、平成ライダーと昭和ライダーが戦ってる前半部に、あれ?なんでZXがいないの?と気づいた人は、オチを読んだ人もいたかもしれませんが、でも別にどんでん返しというほどの仕掛けでもなく。

     コレと同じような、同じ展開を目先と理屈付けだけ変えて、結局、同じパターンの劇場作品を乱発して、最後には、創業者一族が追放された、某特撮作品製作会社が有りましたが、あれと同じことにどうかどうかなりませんように。

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  • 意外と良かった

     最初はキャストの大泉洋、ってのがどうにも、WOWOWお得意のオリジナルサスペンスとイメージがそぐわず、抵抗感もあったのですが、見始めると、コレが案外イケる。
     脚本の井上由美子さん、今回も手堅くまとめてます。
    ・・・・発掘現場で発見された殺人事件の被害者の骨をめぐるエピソードは別にいらないんじゃない?石器捏造をめぐる関係者の思惑が交差する展開だけで良かったんじゃない?と思っていたのですが、
     しかし、これがなかったら、逆に非常に殺伐とした展開のドラマになってしまったかもしれません。
     確かに同じ枠でリリースされた過去の「パンドラ」などに比べると、オチは捏造を認めるか認めないか、の二者択一しかないので、若干、ツメが甘い感じは否めませんが、バッドエンディングでもサッドエンディングでも、或いは結末がうやむやに、もやもやしたまま終わるでもなく、記憶にも新しい、石器捏造事件とか、最近のSTAP細胞論文改ざん事件とかを彷彿とさせて、裏ではこんなことも会ったんかなぁ、と思わせながらのうまいこと収めたと思います。

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  • 続きが見たかったな~

     1シーズンで打ち切りになってしまった為、つまらなかったんだろうって誤解もあるようですが、いやいや、意外と面白いですよ。
    通常の刑事ドラマや、或いは思いっきり現実とはかけ離れた世界を舞台にするの違って、TVシリーズの中で、ありそうな、近未来感を醸しだすのはロングシリーズ化するのはなかなか大変かもしれませんが、続きが知りたいと思わせる展開がそこここにありました。
    ケネックスの片足を奪ったインシンジケートとの抗争や、その一員だった彼の元カノの謎、壁の向こう側に逃亡したDRNの作成者の顛末、ドリアンが見ていた謎の記憶の秘密、ナチュラルとクロムの相克とか、せめて、13話でなく、20話ぐらいまであればもう少し楽しめたかもしれない。個人的にはまだまだ続きが見たかったシリーズです。

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