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仏文学系映画映像アニメ研究人さん

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  • ARIA The OVA ~ARIETTA~

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    表象化

    動画数やたら多いんじゃないでしょうか、個人的には30分という短い時間より60分、欲しかったです。また微妙に全主要キャラ登場ですが、声優さんたちが音を忘れているのも、これだけ時間たったし仕方ないか、な部分がありますが、さすがに脚本、コンテとも佐藤さんだけあって完全にキマったシークエンス、正確なカットの連続です。前の方のレビューで、「なぜ灯里か」が謎とされていましたが、アリシアが「内緒」といっただけで、本編を見込めば答えは出るようになっているように思います。さすが脚本まで佐藤さんだけあって、一筋縄ではいかないのです(笑)。再シリーズ化というより、また単発で何本かやって欲しいです。全キャラ出したために、ちょっと時間的に無理をしているのが、気になります。是非、次は映画でお会いしたいです(笑)あと、やっぱOPは牧野さんが定着しちゃってるので、シリーズとして見込むと違和感がありますね、やっぱ。

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  • らき☆すた 1

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    フツーのキャラアニ

    普通の、というか最近ハヤリのキャラ先行アニメです。動画に定評のある京アニですが、私はグラフィック使いが上手なだけ、かつミエミエなので動画自体が好きではないですが、今回は、多少、変化球的です。OP以外。で、あと声優布陣について、ラジドラの布陣の方が絶対に良いと思うので、評価を落としました。配役変更は、よくあることですが、だいたい良くなるものですが、これは聞き比べれば、わかると思います。ストーリー自体は非常に軽快で1本分を見せるのに時間を感じさせません。ただ、そのことは逆に言えば「とっかかりがない」ことの裏目なので評価として勘案すべきでないと考えました。動画がついて逆にキャラに制約がはいった感じのする微妙な位置だとも思います。ま、詳しくはアニメ以外の関連作品で他配役のものを実際に聞いてもらった方が早い、でしょう。

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  • 3本セットで

    はじめて意図がわかるという長丁場なシリーズでした(笑)。で、収録の「まいにち。」の伸恵のラストの『くっせぇー』セリフに全てがこめられているわけで、あえて触れませんが、3本観ないと、季節が動くアニメが季節が動かなかった理由がわかる。と、なんとOVAだからって、良い度胸してるな、と思わされる、と。まとめれば、数あるクソくだらねぇ粗製濫造アニメよりケタ違いに素晴らしいんですが、ちょっと云ってしまうと、伸恵に語らせてしまったことは脚本的なレベルで失策かも知れないですね。シーズンのつながりと、映像だけで納得させて欲しかった。また、佐藤監督は監督作品は全作観てますが、それだけの力量ある方だと思うので。次に期待、もありかな。

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  • 映画史上最も美しいゲロを

    えー、ゲロとは本来、汚いものですので汚くとる分には簡単です。フランソワ=オゾンみたく、レベル違いに汚く撮れるのは当然、才能ですけどね。が、汚いものを美しく撮ることは物凄く難しい。それを、この監督はいとも簡単にやってのけてますね。つまり、表現、映像的な撮影センスが絶大ということです。映画史上おそらく最も美しいゲロのシーンでしょう。って、なんの批評だろう...。ともかく、映像的センスを観て頂きたいってことです。

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  • かわいいは正義!

    ということならば、非常に良い。でしょう。キャラデの不自然さも払拭され(なんでかな)、TVシリーズファンも、すんなり入り込めること間違いなし。ただ、TVと違うのは四季がないことなんですね。3本を通して全く四季がないのはTVAと真逆で、そこの構成から「日常性」を演出しようという引っ掛けた意図があるのかも知れません。ましまろーずのファンなら、必ずチェキ。

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  • あーもー、という

    とかくネタだけで引っ張ってるというか。まぁ、ノリだけで引っ張ってるというか。それが必ずしも悪いとはいいませんけどね、一度ウレたから、どんどん続編をつくってキャラを植え付けて、買わせていこう的な臭いがするんで、もはや本編レベルに関係なく、どうにかせいよ。という、アニメファンをバカにするなよ的なことが云いたいので、評価を落とします。楽しいし、播磨くんの重要なシーンは非常に良い出来であることも内包した上で、敢えて評価としては、こうしておきます。だいたい、ここまで観る人って好きな作品だから見ているわけで、もはや他人の評価じゃないと思いますし。しかして何度も見ようとは、なかなか思わない作品ってどうなんろうと思うわけですよ、私はね。

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  • 色々と制作側の憶測を呼んでいる作品でもありますが

    正直、そうした制作側にまつわる噂が本当かは微妙だな、と思います。作画のみならず、すべての面で質は高いです。オープニングからして「すげぇ」と思いますし(テレビと微妙にコマが違うので確認しよう!)、まぁ、スタチャが絡むとこうだよな、とも思いますが、ユーフォテーブルの精神が「カフェ」の定義に滲み出ている。かわいく、楽しく、どこか懐かしく、感動できる、やっぱしスタジオufotableって凄いな、と思います。ユーフォ全作チェックしてますが、僕は好きです。映画も知ってるけど、アニメをよく知ってますよね、やっぱ。

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  • ひだまりスケッチ 2

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    ノってきた感じ

    SHAFT的先入観ありありで見始めたこともあり、SHAFTがこんなに、ほのぼのした作品が作れるとは思いませんでした。ある種のシャフト・エポックを内包しつつ、しかして今までのシャフトと真逆のような、ゆったり、のんびりした良い作品です。チョーさんの大人気に爆笑。「苺ましまろ」の好きな方などは気に入ると思います、チョーさんを含めて(って、どれだけの人がわかるんだろう、このネタ)

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  • 王と鳥

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    これぞアニメ古典

    宮崎駿をはじめ、「クレヨンしんちゃん」の感動3部作の原恵一監督、そのほか多くのアニメーターの方に大きな影響を与えたと語られる作品です。詳しくは専門書に譲るべきでしょうが、アニメーションとは何か、アニメとは何か、を考える上では、世界そして日本のアニメーション、アニメを語る上で抜くことができない大事な作品です。グリモーの作品が、もっと国内で簡単に観れるようになることを期待しています。

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  • ひだまりスケッチ 1

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    ある種のSHAFTを自己否定するという意味では良い作品です

    制作会社がSHAFTというと、かなり「ん、大丈夫か?」という、ある種の一元化された構成を思い浮かびますが、そのSHAFTが、ある意味でSHAFT的呪縛から放たれたように思われ、その点では評価すべきだと思います。いわゆる「至るところシャフト」ではなく、シャフトっぽさをオミットしたまま、こうした作品ができることは、シャフトの可能性を提示しているように思えて私は面白く感じました。時間系譜が逆行しているのが観にくい気がしますが、それはそれで、映像として真面目な挑戦をしているようで、着目すべき作品であると思います。が、SHAFT作品のクセがわからない人には、この感覚はわからない気がするなぁ。私は、ついそっから観てしまいますから。

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  • テレビシーズンが素晴らしかっただけに

    逆に続編を作る意味が見えて来ない気がします。まず、TVA苺ましまろは、時間遡行とアニメにおける季節とバナキュラリティという大きな問題を提示していましたが、季節が動かないことにより、より単なる「萌え」系アニメへと近づいていったことは、正直、買う気にはならないでしょう。キャラアニ化してしまった、というのが単純な感想であり、嘆きです。1話、微妙にキャラデが不自然ですしね。確かに作り込みには、こだわりはあるんですが、そこに捕らわれ過ぎて、ましまろ本来の存在性を失ったのではないかと考えます。

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  • ゆれる

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    今期最高作品と思います

    女流作家ということで敬遠していたのですが、大学で教授に勧められて観ました。が、映像的センスの凄さ(ふとしたレッドの使い方は、まるで小津監督を思い出します)といい、カットといい、素晴らしい、やはり女流監督の時代かなーと、ちょっとショックを受けました。そして、オダギリくんの演技の凄さ。まさしく演技というより「存在」にまで昇華してしまっている。ラスト、書きませんが、凄かったですね。これほど秀逸な作品は、そうそうお目にかかれないと思います。が、いまいち脚本先行なのかな、という気は、ちょいと覗きましたね。もちろん観て損はないです。

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  • パビリオン山椒魚

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    さすが冨永監督ですね

    たぶん「亀虫」「シャーリーテンプルジャポン」あたりから冨永作品を見ていないと理解不能だと思いますが、同時期公開の邦画のなかでは最高でしょう。ヌーヴェルヴァーグが終わった以降の映画に何ができるか、さすがにカイエ派の批評家みなさんが推薦されるだけのことがあります。楽しめるかどうかは、もはや映画に対するセンスと、かなり見込んだシネフィルかどうかにかかっていると云えるでしょう。小ネタもまた冨永作品の系譜を知らなければわかりません。ただ、映画としては良く出来ていますが、これまでの冨永作品に比べれば一角、落ちます。ま、これまでDVで撮影してたスタッフで、いきなし劇場版を撮影したことを考えれば、これはデビュー作として成功だと思います。

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  • ネギま!? 夏

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    完全なキャラアニ化

    完全にキャラクターアニメになっちまいましたね、ネギま。産業的である反面、画一的かつキャラクターとしての魅力のない(キャラの魅力とは異なる)存在を、ひたすら回すことでアニメにしちゃっている。これでいいのか、と思ってしまう。シャフトには、悪いけど、私は日本のアニメの未来はこっち一辺倒に進むことには否定的なもので。特にXEBEC制作のアニメシリーズしか念頭にないと、時制が意味不明、設定が意味不明で、わからなかないけど、ぐっちゃんぐっちゃんで、どういうストーリーかわかりませんね。否定したかないですが、この辺、コアファンだけ掴めばいいっていうのも、何か違う気がするなぁ。こういうのを褒める人がいれば「アニメーション監督 原恵一」というカリスマ監督である原さんのインタビューとか一度は読んでもらいたい気がします。

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  • アニメにおけるカットの重要

    良い作品は絵コンテだけで泣けるものですが、絵コンテが悪いと、どんなに良い話しでも全く無感動になるもので、その好例でしょう。作品としては良いのに、1st以来、徐々に精度が鈍りまくってますね。初シーズンなんかは、ストーリーなんかどうでも、絵とカットだけで泣けたのに。絵コンテさんは、ARIAのシーズンを通して見ているのか、少なくとも自分のものにしようとしているのか疑問です。狙ってやって失敗しているわけでもないと思います、これは。むしろカットの映画映像などのカットの基本などを学んでもらいたいような、そうすると、断然に説得力できるはずなんですけどね、フレームに。最近、こういうの多くて、その逆だからこそ素晴らしかったARIAも、ここまで来たか...的ですね

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  • アルモドバル??

    作家主義的にしか映画を分析できないというカイエ派的な考え方を前提にしますが、これ「アルモドバル??」と思った人は多いんじゃないでしょうか。彼ったら、おっそろしくマニアというかカルトな監督でしたが、ここから変わりましたね。凄く良い監督になった。いまや映画史の人物ですが、なんたら修道院のなんたら、とか、キカとかは単なるカルト映画に比べ、オールアバウト以降は自己考察なのか、映画と自分ということにこだわりはじめたのが、美しく、見事な作品になっていきますが、その発端こそ、本作です。私はアルモドバルは、この作品以降が好きだなぁ、やっぱ。必ず劇場へ行こうと思える数少ない監督になりました。

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  • 巨匠コーエンのエンタテインがここに

    兄弟で映画学科と哲学科というコーエン兄弟ですが、エンタテインとしても楽しめるし、その含蓄っぷりと皮肉っぷりが巧妙に隠されているという意味で、この作品は、いままでにない程、おそらく一般ウケするだろう(笑)と思います。まぁ、クルーニーもありますけどね、コーエンが撮影するとクルーニーも結構、良い演技をする俳優だな、と、これが監督の腕であり、常に描く時代は一緒なのに、なかなか楽しく仕上がっているという意味で、芸術的に映画をみようと考えても、ただポップコーンムービーとして観ようとしても、両方で多層理解のできる楽しい作品です。まぁ、コアなコーエン好きの人は、ちょっと意外に思うのかも知れないな、と、ちょっと思いますが。

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  • キテます、キテます(笑)

    コーエン作品の根底作品です。炎のシーンとか、キてるなぁ~(←絶賛)って。なんだって、こんなに押し殺した映像で押し殺したストーリーなのに、いきなし、そう来るんだ?という、抜群でしょうもぉ。コーエン兄弟は、兄弟で映画学科と哲学科というだけあって、さすがに含蓄ある作品に仕上がっています。

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  • さすがコーエン兄弟。

    兄弟で映画学科と哲学科、というだけあって、毎度、含蓄あり見応えある作品を提供してくれますね。なんといっても、このヴィヴィットなカラー全盛時にモノクロームというのは、ウディ・アレンくらいしか思い浮かびません。ただ、コーエン作品に共通して、なんとなくテンポがゆるいというか、どこか120分も不要なような、そんな部分はありますが、文句なく、面白いです。時代背景といい、コーエン演出そのものが拝める意味でも、代表作として観ておかないといけない1作ですね。

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  • 学校の経費で観に行きましたが

    まぁ、そんなわけで行けと行っただけで、もともと興味があって行ったわけでもないんですが(笑)、映画として、そんなに素晴らしい(=芸術的)だとは思わなかった。ただし、でてくる人物の名前や人種、設定や場所といった細かさは、フランスの現在に非常に迫っている、と書いておきましょう。カンヌといっても脚本賞なので、映画的に、というよりは、やはり脚本的に捉えるべきかも知れないのですが、映画映像、もしくは総体としての映画としたときに、どこまで評価できるか、は考えさせてもらいたいところです。

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