『こまった彼氏』-ホワイトVer-/四ツ谷サイダー/河村眞人

内容
原作・シナリオ:かしわ
シナリオ監修:落合海
キャラクターデザイン:一越A区
出演
守村法男:四ツ谷サイダー/金元信行:河村眞人

2枚組

本編ディスク track
（守村編）
1.初デートはフレンチ
2.彼は考える人
3.帰りたくない
4.朝まで一緒の約束
5.大事なお母さま
（金元編）
6.経済講演会の会場で
7.カンガルーっておいしいの？
8.偶然の重なり
9.マンションに遊びに
10.初めての人
11.発覚

仲直りディスク track
（守村編）
1.お引っ越し
2.新しい世界
（金元編）
3.目には目を
4.私もあなたに夢中

全編ダミーヘッドマイク使用

概要
（守村編）
お見合いパーティーで守村に見初められたヒロインは母親思いの誠実な人柄
に惹かれて彼のプロポーズを受ける。何度目かのデートの後、ヒロインは守
村に関係を迫るが。

（金元編）
キャリアアップのための講演会で金元と出逢ったヒロイン。ちゃらそうな彼
にガードを固くしていたが、外出先で何度も偶然会うことに不思議な運命を
感じる。

作品説明

史上2番目の選択型「仲直りエッチ」CD（当社調べ）

「こまった彼氏」とは
女心のわからないダメ男たちがヒロインに不器用な愛を捧げるシチュエーシ
ョンCDです。
当作品は「本編ディスク」「仲直りディスク」の2枚組。
2人のキャストがそれぞれのストーリーを、オムニバス形式で展開します。

今回登場するコマカレは「自立してない男」「クセのある男」です。

仲直りするかしないかはリスナーのあなた次第。
「こんな男とはやり直せない」と思ったあなたは「仲直りディスク」を聞か
ない選択もできます。
男たちの純情はお耳元に届くでしょうか──


キャッチコピー

「普通の男が一番可愛い？ オトナのためのラブラブ折り合いシミュレーター」


=character=

・守村法男（もりむらのりお）32歳 弁護士 CV:四ツ谷サイダー
芸術を愛する温厚な青年。母親と二人暮らし。
知り合いの弁護士事務所に所属している。
中高一貫の男子校育ち。
そのせいか女性への理想が高く、いつ身を固めるのか母親が心配している。

・金元信行（かねもとのぶゆき）37歳 証券アナリスト CV:河村眞人
好奇心旺盛で何をするにもフットワークが軽い。
会社では投資家向けの情報発信や、経済講演会を開催するのが主な仕事。
ちゃらそうな見た目に似合わず、ジ○リのアニメが大好き。


本編ディスクシナリオより

『こまった彼氏』-ホワイトVer-
●守村法男 編 CV:四ツ谷サイダー

■フレンチレストラン
「もっとワインはいかがですか？」

「いや、ぼくはあまりお酒が強くなくて……いえ、決して嫌いではないんで
すが。ははは、そうですね、あなたはお酒が好きそうだ」

「そういえば、お見合いパーティでもよく飲んでいらっしゃいましたよね。
え、いや、ちがいます、呆れたとかそういう意味ではないんです」

「あなたのことが気になって……ずっと見ていたものですから」

「ろくにお話もできなかったのに、食事にお誘いするなんて失礼かと思った
のですが、勇気を出して本当によかった。今日はご一緒できてうれしいです」


■シティホテルの一室
「全部、見せてくれますか？ ぼくに……」

「素敵なブラウスですね。脱がすのがもったいないけど……えっと、あ、あ
れ？」

「あ、す、すみません……ああ、待って。それ以上は脱がないで……。あと
はぼくが……ああ……なんて綺麗なんだ」

「あなたの髪も、目も、耳も」

「ああ、このままじゃ、止められない……。一緒にシャワーを浴びましょう」

「全部、僕が洗いますから。あなたはじっとしてて……」

「美しい彫刻みたいだ……ぼくのために神さまが作ってくれた……。あなた
という人。この胸も、ここも、全部、ぼくのものだ」



●金元信行 編 CV:河村眞人

「あはははは、そうか、そんな上司がいるのか、そりゃ大変だ」

「ふうん……なるほど。考え方がしっかりしてる……いいねぇきみ」

「ああ、いいよ。わからないことがあればいつでも話を聞くから。仕事に関
する話だけじゃなくて、彼氏の愚痴でもなんでも」

「へぇ……彼氏いないんだ……なんでかな。こんなに可愛いのに」

「いやいや、ナンパじゃないって。素朴な感想。きみの周りにいる男、見る
目ないんだねぇ」

「おっと、そろそろ戻る時間だ。それじゃ、おれは行くね」

「さっきの名刺、貸して。個人の携帯番号とメアドも書いておくから」

「……はい、どうぞ。え？ いや、おれは無理矢理、君のアドレスを聞く気
はないよ。だって口説いちゃダメなんだろ？」

「じゃ、本当に連絡くれるの待ってる」

「では、お客さま、これからもイソップ証券の金元を、ぜひご贔屓に」



■金元のマンション・寝室
「……なんでこんなに可愛いんだ……小さい耳」

「俺の腕の中にすっぽり入る……抱き潰しちゃいそうだ……」

「可愛い胸、ん、ん、ん、ん、おへそも可愛い」

「足、拡げられる？ 恥ずかしい？ もしかして、初めて……？」

「本当に？ いや、すごくうれしいよ。大丈夫、やさしくする……」

「痛くならないためにはね、ここがたくさん濡れた方がいいんだ……ちょっ
と下がるね」