ドクター・ストレンジ MCU ART COLLECTION （ブルーレイディスク）

この映画は、今の所マーベル作品では最も重要で貴重な作品である。
いや、果たしてこの映画の内容を本当に理解できた者は、一体どれだけ居たのだろうか・・？？
観者の９９％以上が意味がほとんど解らずじまい。　　という始末。
それほどに難解で高度な話なのである。

粗筋はこうだ
天才脳外科医Drストレンジは交通事故でその外科技術を身体的に失ってしまう。
彼は全ての富と名声を失い、導師エンシェントワンの下で全く畑違いの秘儀の修行を始める。
ストレンジの恋人がどうのこうの、そんなことは枝葉末節であり、
問題は最終的にストレンジが時空超越存在たるドーマムウと対決するというくだりである。

「我々の死の恐怖が　　ドーマムウに生命を与え　　　　彼はそれをとって食べる」

この世の”現実”として、「物質」というものは、　「時空」の「表面」　に”乗っかって”いるだけなのである。
それ故に、カエキリウスが時空を捻じ曲げて高層ビルを飴のように捻じ曲げてしまったり、摩天楼をサイコロ
のように幾つも浮遊させたように、ブラックホール至近ではスパゲッティ現象が起こるように、
　　　　　それが　「現実」　　なのである。　　　
　　　これはその「力」を誇張して描いたような作品だが、現実には違いない。
　　　　お分かりいただけるだろうか・・？


我々は、物質に比して、時空への理解・認識が貧弱過ぎるのだ。
時空は無限であり、物質は有限である。その谷間に我々はかろうじて立っている。
そのことを思い出すがいい。　　　　　馬鹿なことばかりしていると、　　　あっ　　と言う間に
時空の谷底に落ちていってしまうのである。　　アキレスと亀のように。　　　　　　死は終わりではない。

仮に時空がそのように意志によって変動してしまうのであれば、核爆弾など最早何の意味も
持たないことは明白であろう。　　　　つまり、『力』　とは、　　物質では、　　なかったのである。
カネや権力や末人たる保身の俗物共に再三言っておくが、これが、現実なのである。
言っている意味が解るだろうか？ｗ　　　　分からずとも良いが、　　いずれ誰にでも終わりは来るのである。

輸血ビジネスなどに血道を上げている場合などでは、ないのである。


”物理的世界は情報でできており、エネルギーと物質は副次的なものである”