特典・セット商品情報 予告編集(特報/予告/TVスポット) 『モテキ』の大根仁監督が大場つぐみと小畑健の人気コミックを映画化。週刊少年ジャンプの連載を目指す高校生漫画家コンビ、真城最高(サイコー)と高木秋人(シュージン)の奮闘を描く。主演は佐藤健と神木隆之介。
※こちらはBlu-ray Disc専用ソフトです。対応プレイヤー以外では再生できませんのでご注意ください。 ©2015 映画「バクマン。」製作委員会 ©大場つぐみ・小畑健/集英社 | | ご購入はこちらから マーケットプレイス予約・出品 |
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ネタバレ努力・友情・勝利
漫画がなかったら殆どの出版社や本屋はとっくに潰れている。
そしてその中心であり常に王者として君臨し続けているのが「少年ジャンプ」だ。
1968年創刊、当時少年誌の中では後発だったジャンプは新人漫画家の積極的な起用で 他の少年誌に対抗した。
それらの作品は次々にテレビアニメ化され、関連グッズも大ヒットした。
1988年には500万部を突破。 これは小中学生男子の2人に1人は「少年ジャンプ」を買っていた計算になる。
そして1995年 3・4合併号で653万部というジャンプ歴代最高部数を記録。
これは日本の出版史上漫画を含めた全ての週刊誌、雑誌の売上部数としても最高記録となり
以降この数字を塗り替えた出版物はない。
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デスノート といえば最早有名漫画だが、その作者コンビの2作目が「バクマン」でありこちらはその映画化。デスノートとは打って変わって、青春ものである。
小畑健の画力はジャンプ内でも群を抜いているのは皆認めるところだろうが、大場つぐみと再タッグを組んだこの漫画はかなりヒットしたようだ。(私は原作はよく読んでいないが)
以前より大場つぐみがガモウひろしという噂が立っていたが、このバクマンで描かれるヒーローのデザインはどう見てもラッキーマンにかなり近く、暗黙的な回答といってよいのかもしれない。
ところでラッキーマンといえば、世界一ついてない中学生追手内洋一がある日ラッキーマンに変身する能力を手にするという愛と涙と笑いの物語であったが、このなかで努力マン、友情マン、勝利マンという兄弟キャラが登場するのだが、彼らはラッキーマンにはまるで歯が立たないのである。
つまり、どんなに凡夫が努力しようが、最初からとことんついている奴には絶対に敵わない、という世の実情とジャンプ漫画の理念「努力・友情・勝利」を批判的・嘲笑的に描いたものであり、なかなかに辛辣である。この時点で私はこの作者はかなりの叛骨の士であると踏んでいた。
私が、ジャンプ漫画で今読んでも面白いと思えるのは東大一直線と聖闘士星矢くらいなのだが、 この映画のエンドロールでサカナクション「宝島」が流れるなか、フレームイン・アウトしていく膨大なジャンプ漫画単行本背表紙の数々・・・ 往時が蘇ってくるようで、何か感慨深いものがある。
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Melqartさん-2017-05-24-DVD/CDレンタル
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