11人のカウボーイ ゴールド・ラッシュが突如襲った。男たちがカリフォルニアに出向いているため、牧場主のウィルは、男手不足に悩んでいた。1200頭の牛を400マイル離れた街へ運ばなければならない。仕方なく雇い入れたのは、11人の少年たち。厳しいウィルに始めは反抗的だった少年たちも、彼の本当の優しさを知り、次第に心惹かれていくのだった。そんな折、牛泥棒ロングが現れ、ウィルの身に大変なことが起きる。そして少年たちはある決心をする…。惨殺、復讐と社会的にも様々な反響を呼んだ、異彩マーク・ライデル監督が放つ問題作。 | | レンタルはこちらから - 種類
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ごちゃごちゃ考えずに愉しめばいいんです
これを復讐劇と見るのは、確かにそれもありかもしれないがあまりに殺伐としている。もっと単純に考えていいんじゃないだろうか。
ストーリーの骨格は、子供の成長モノなんだと思う。子供達が冒険の旅に出て、成長して戻ってくるというアレだ。じゃ、あの問題の結末は?あれは、開拓民の祖先を持つアメリカ人の心の奥底にある素朴な正義感なんでしょうね。是か非は別にしてそれが思わずぽろっと出ちゃったと、あの時代に大人になるのはああいうことも込みだったんだ、くらいに考えておけば…。
そこを何とか飲み下せば、あとは単純に愉しい作品だ。カウボーイの流儀を教え込んでゆくJ・ウェインはこの手の役柄で彼以外の役者がいるかぐらいの勢いで嵌っているし、フライパン一つでパイまで作っちゃう黒人コック(黒人の社会的地位が分かる)が好きだね。
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