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通称・風来坊探偵、西園寺五郎が、オンボロジープで房総半島の波止場町に颯爽登場!正義の殺し屋と自称する‘ジョーカーの鉄’とともに密輸団を壊滅する!
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平均評価4
総評価数1(1件のコメント)
ネタバレ深作欣二監督の劇場用映画デビュー作に続くシリーズ第二弾
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シネマの風さん-2023-04-07-DVD/CDレンタル
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ネタバレ深作欣二監督の劇場用映画デビュー作に続くシリーズ第二弾
この作品は、前作よりもかなり手の込んだ筋立てで、海難事故が相次ぐ房総半島。
西園寺は、この事故の調査を進めるうちに、漁業団と水産研究所長(宇佐美純也)、町の実力者(神田隆)の癒着をつかむ。
更にそこに、香港から潜入してきた麻薬密輸団も絡んで、水産研究所を根城に大がかりな麻薬取引を計画していることを突き止めるのだった--------。
日活無国籍アクションへの対抗意識が濃厚で、主人公と好敵手”ジョーカーの鉄”(曽根晴美)とのコメディ・タッチのやりとりに、「渡り鳥」シリーズ的な色合いも顕著に表われていますが、作品に流れるムードが、「渡り鳥」シリーズが湿っぽいのに対して、このシリーズはかなり乾いたタッチになっていると思う。
そして、二転三転する展開は、ミステリー映画の趣もあって、さすが深作監督、なかなか楽しませてくれますね。
ヒロインの北原しげみとともに、シリーズ2作に出演していて、出番こそ少ないが、事件を裏で画策し、いざとなれば拳銃も握るムーディーな悪女で異彩を放った、松竹歌劇団出身の故里やよいもなかなかいい味を出していると思う。
深作監督はこのシリーズについて、岡本喜八監督の「独立愚連隊」シリーズに、無意識のうちに、かなり影響を受けていると後年、語っていますが、テンポの良いカッティングや横長のスコープ・サイズを活かした画面設計、ドライなナンセンス性などは、確かに岡本喜八監督のアクション・コメディに通じるものを感じましたね。
また、前作での不時着するセスナ機、この作品での嵐に揉まれる船舶という秀逸なミニチュア特撮は、後に「宇宙からのメッセージ」など多くの作品でコンビを組む特撮の名手・矢島信男がノー・クレジットで担当しているのも、映画好きとしては、たまりませんね。
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