日本の悲劇 『春との旅』の小林政広監督が、現代日本が抱える‘無縁社会の深淵’と家族の崩壊を描く問題作。三カ月の命だと宣告された不二男は、息子義男に付き添われ、古い自宅に帰ってくる。その日は不二男の妻、良子の命日だった。翌日、不二男は自室の扉や窓にクギを打ち自室に閉じこもってしまう。妻子にも逃げられ失業中の義男は、父の年金を頼りに生活をしていたが、父の突然の行動にとまどいながら、扉越しに部屋から出てくるよう必死な説得を続ける。不二男の脳裏には過去の様々な光景が浮かんでは消えていった…。 ©2012 MONKEY TOWN PRODUCTIONS | | レンタルはこちらから - 種類
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ネタバレ悲劇
死を目前にした父親は何故あの死に方を選んだのか?息子の顔を見ながら息を引き取っても良かったのに・・個人的にはそうして欲しかった。
息子はリストラに合い精神的に不安定になるのは分かるが妻と話し合うでもなく妻子への責任放棄、結果離婚になってしまい親の年金で暮らす日々、だが父と子の現状は苦境ではあるが最大の悲劇だったのだろうか?(死は最大の悲劇ではあるが)
仲代達也の風貌が大学教授風で(時々巻き舌のセリフはあったが)理知的に考え死に方を選んだように見えたのはこの映画に関してはマイナスに思えた、息子役の北村一輝は良かったが妻役の寺島しのぶが個性のない役で良い役者であるだけに勿体なく感じた。
最後のテロップで自殺者と震災で亡くなった方を並べて語る事にすごく抵抗があった。
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