君を想って海をゆく 2009年ベルリン国際映画祭ヨーロッパシネマレーベル賞受賞 17歳のクルド難民ビラルは、イラクから徒歩でフランス最北端の港町カレにたどり着く。対岸への密航を試みるも失敗、彼にはドーバー海峡を泳いで渡る手段しか残されていなかった。その目的はただひとつ、同郷の出身でイギリスに移住した恋人ミナのもとに向かうこと。一方、フランス人のシモンは、かつては水泳選手として名を馳せたものの今ではコーチの職に甘んじ、妻とは別居中の身。そんなふたりが市民プールで出会う。不法入国者に手を貸す行為が違法とされるこの地で、ふたりの間には父子愛にも似た感情が生まれていく…。 | | レンタルはこちらから - 種類
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悲しい・・・
どちらかというとヒューマニズムでしょうか。
不遇な不法滞在の青年をほっとけず違法と知りながら手を貸す水泳コーチ
このコーチの日常がまたさびしい・・・
さびしいから手を貸してしまう・・・みたいな流れはあまり感心しませんが(むしろ熱血教師とかでも良かったんじゃないかな)
終わり方がまた悲しいです。
思わず、う~んと唸ってしまいました。
でも総じて良くできていて如何にも評論家受けしそうな映画です。
独特のムードがありますのでその辺りお勧めかもしれません
ただし後味は覚悟してください
GINTAさん-2011-08-22-DVD/CDレンタル
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ネタバレフィリップ・リオレ流?
フランス人にとって、難民問題というのは、アフリカ植民地時代を端に発した営々と続く社会問題、そして多くの人にとって非常に身近なものであるという、認識を持ちました。
“パリ空港の人々”がハッピーエンドであったのに対して、本作は、対照的にバッドエンディングでした。
本作は、フランス人水泳コーチのシモンとクルド人の不法移民のビラルによる人種や世代等の壁を超えた一人の人間としてのかかわりそのものが、監督から鑑賞者の私たちに対する重要なメッセージであると、私は解釈しました。
したがって、両作間の結末の違いは、映画の評価に影響を与えるものではないと、私は思いました。
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bangna_tratさん-2013-06-26-DVD/CDレンタル
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