戸田家の兄妹 上流階級である戸田家の当主が亡くなり、残された妻や子供達とそれぞれの家族が右往左往しながら、父親の一周忌を迎えるまでの経緯を描いた作品である。生活のため夫が家に残した書が骨董の類を売り払うことになったり、兄弟それぞれの思惑が違う中で、上流階級らしく上品な言葉で交わされる言葉の真意やそれぞれの立ち振る舞いの裏にある隠された部分が、表現されている。 | | レンタルはこちらから セール期間:5月7日12時まで 498円199円 - 通常料金
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小津の反骨精神
一方、表面的にはブルジョア層の家族のエゴを描くことで、強烈に批判するのは小津が戦後もこだわる「家制度」である。家督を継いだ長男夫婦に対して無力な親は、51年の「麦秋」でも描かれる。儒教の孝を唱えながら、親に冷たくする「家制度」に人間の情があるのか。この戸田家の非情さを、小津は父の一周忌の席順で示す。上座から長男、次女の夫、長女、そして母である。ご丁寧にお斎の場では、正面に男三人を配し母は女性の3番目にまで下げている。
家族ドラマとしてもっとも活力ある展開をみせるこの映画は、小津のうっ屈した戦中にあって反骨精神を見ることができる貴重な映画でもあるのだ。
zeta2さん-2010-12-08-DVD/CDレンタル
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なんか、イマイチだったなあ
格安セットでgetしたなかの1本。
当然、リマスター版ではないので ― 音声、画像とも、かなり
劣化していて、台詞が聞き取れない箇所もあり、イライラ。
母と三女にしたって、最初から××に住めばいいのに … 。
佐分利信の役どころも、なんか、格好よすぎます。
最後も、humorousといえばhumorousだけど、なんか … 。
ただまあ、もうとっくに他界された「大御所」や「往年のスター」
たちの、若い頃の姿をいろいろと味わえ、それはよかったです。
輪外さん-2012-06-01-DVD/CDレンタル
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