帰らざる日々 キャバレーボーイの辰雄は早朝の電車に乗り込み、新宿から故郷の長野県飯田に向かう。父の死を聞きつけての6年ぶりの帰郷だ。やがて辰雄は電車に揺られながら6年前を回顧する。当時高校三年生だった辰雄は喫茶店で働く真紀子に恋心を抱いていた。やがて真紀子の親戚で同級生の隆三を通して、3人で遊ぶようになる。隆三は競輪選手になる夢を持ち、辰雄は作家を夢見ていた。 | | レンタルはこちらから まとめて借りると50%OFF! 498円249円 月額会員ならまとめ借りで 55%OFF! - 通常料金
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なつかしい
びっぐさん-2007-05-08-DVD/CDレンタル購入・利用済み
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ネタバレ1970年代の初めの夏の山の日々を見事に復活させている作品
東京に出て来てキャバレーのボーイをしながら、小説を書き続ける野崎辰雄(永島敏行)は、郷里の母から父の死を告げる電報を受け取り、同棲中のキャバレーのホステス(根岸とし江)にわけも告げず、新宿から列車に飛び乗ってしまう。
途中、婚約者を連れて高校時代の同級生の自衛官が乗り込んで来たところから、列車の進行に合わせて辰雄の若き日の回想が始まっていくという構成で、親友との三角関係、初体験、親子の確執などが語られていく。
美しいウエイトレスの真紀子(浅野真弓)に魅せられ、彼女のいとこの黒岩隆三(江藤潤)を強烈なライバルと思い違え、校内マラソンで隆三に挑みかかったりする。
この競り合いを機に、辰雄と隆三の間には、他人が入り込む隙のない友情が湧いて来る。
また、辰雄と初体験の相手・竹田かほりとの別れのキスシーンは、日本映画史上においても屈指の出来だと思う。
ルーティーンを破る最高のシチュエーションが妙にリアルで、誰もが経験するような小さなエピソードが実に魅力的だ。
この映画の冒頭で映し出される辰雄の東京での侘しいアパート暮らしに比べ、彼らの高校時代を送った信州飯田のひと夏の日々は、力強く息づいていた。
多くの青春ものの作品が、大人の目が歪曲した若者たちの世界を、観念的に誇張して描きがちだが、この映画の青春像は、はっきりとした手応えがある。
共に突っ張り合い、素直な感情こそモロに出さないが、確実に心では引き合う二人の屈折した友情を巧みに表現していると思う。
当時、庶民宰相ともてはやされた田中角栄内閣の成立をテレビが伝え、落ち目になり出した任侠映画の高倉健が辰雄を興奮させる。
藤田敏八監督は「八月の濡れた砂」の海に続き、1970年代の初めの夏の山の日々を見事に復活させていると思う。
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シネマの風さん-2023-04-05-DVD/CDレンタル
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ちょっとはずしました。
ストーリはまあまあ何ですが全体的にだらだらした感じです。ちょっと疲れるかも。
同種類(個人的な分類ですが)の映画でかぐや姫系の「赤ちょうちん」や「妹」がちょっと衝撃的な感じを受けた覚えがあるので期待したのですが、はずしました。
ひっさしぶりに谷村さんのものすごく濃い「帰らざる日々」を聞けたことでよしとしておきますか。
それにしても豪華なキャストですよね。
こーいちさん-2007-02-22-DVD/CDレンタル
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泥臭い感じ
ルビルビさん-2006-09-22-DVD/CDレンタル
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