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RYOさん

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  • Summer Of 42

    1971年「おもいでの夏」サントラ。
    サントラと言っても「おもいでの夏」の曲は2曲しか収録されていない。
    残り11曲はピカソ組曲の曲。これでサントラと言えるのか疑問だが、
    今の所「おもいでの夏」の曲を聴けるのは本盤しかないので仕方ない。
    1 Theme from "Summer of '42"
    8 The Summer Knows エンド・タイトル
    1曲目の次にピカソ組曲の曲が6曲続いて、8曲目に「おもいでの夏」エンド曲が来るという
    滅茶苦茶な収録順。最初聴いたときはピカソ組曲も「おもいでの夏」の曲かと勘違いした。
    映画ではピアノのみのバージョンが使用されていたが、サントラには未収録。

    タイトル曲はルグランが作曲した中で最も美しいメロディーの1つ。

    M・ルグランは本作で71年度アカデミー賞、作曲賞受賞。



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  • Austin Powers

    1997年「オースティン・パワーズ」サントラ。
    60sと90sの音楽を競合、収録しているが、
    60sの曲のクウォリティが如何に高かったが分かる。
    5 Mas Que nada
    8 Soul Bossa Nova
    ブラジル66、Q・ジョーンズの曲の前で90sの曲は霞む。

    10 Austin's Theme インスト、60sのムード溢れる活劇テーマ曲。
    12 Call Me T・ハッチの名曲カバー、形を崩さずストレートなアレンジ。
    13 The Look Of Love バカラックの曲もそのままアレンジ。

    14 What The World Needs Now
    バカラックが最初と終りでピアノの弾き語りをするが、
    途中、Posiesがメロディーをブチ壊し。
    おそらく、バカラックのピアノ・バージョンとPosies版を
    編集でくっ付けた物と思われる。

    16 Austin Powers  BWバンドで活躍するワンダーミンツの007を意識した佳曲。
    17 Score Medley G・クリントンのスコア 007風のムードがカッコイイ。


    60sを再認識する1枚。


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  • Heart And Souls

    1993年「愛が微笑む時」サントラ。
    不慮のバス事故で亡くなった4人が1人の男を通して、
    やり残した事を実現する幽霊コメディ。

    音楽は「ミザリー」のM・シャイマン。
    シャイマンの作風は至って地味、効果音的な音の付け方。
    前半1~10はスコア中心に収録、後半は既成曲、ヒットナンバーを収録。

    11 Walk Like A Man  F・シーズンズの名曲
    13 What'd I Say R・チャールズ、59年の名ソウル・ナンバー 
    この2曲の収録が嬉しい。 映画でもBGMではなく重要な曲として登場する。

    12 My Heart & Soul  S・ビショップが歌う主題歌、バラードで無難な出来。
    14 The Thrill Is Gone  大御所、B.B.キングの(スタジオ)ライブ、途中でフェイド・アウト。
    15 The Star Spangled Banner  
    R・ダウニィー(映画ではC・グローディンに代って歌う)の歌とB.B.キングのギターソロ入り、米国国歌熱唱。

    映画の余韻に浸るには充分な編集。




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  • The Secret Of My Success

    1987年 「摩天楼はバラ色に」サントラ。
    田舎出の青年があの手この手で上を目指す米国版・無責任男、出世コメディー。

    ナイト・レンジャー、バナナラマ他、
    80s活躍したシンガーの曲を収録しているが、
    今聴くと古色蒼然、聴くに堪えない物がある。

    ここでの聞き物はD・フォスター作の3曲、
    5 Gazebo
    7 Water Fountain
    エレピのメロディーが美しいバラード、後にオーケストラ版として
    "The Symphony Sessions"に再録
    9 3 Themes 7の別アレンジ

    最も残念なのはこの映画で重要なシーン、上司の奥方に誘惑される時に流れる
    "Oh Yeah - YELLO "
    何故この曲が収録されていないのか。
    他の収録曲が古臭くなっている中、この曲だけは今も通用するパワーを持っている。

    てっきり収録されている物と思い盲目的に購入したものの、
    聴いて愕然、契約上の問題もあろうが、やはり収録すべきだった。

    噴飯ものの一枚。

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  • The Deer Hunter

    1978年「ディアハンター」サントラ。
    映画で使用した音源を使用しているものの、
    音楽的な起伏に乏しい編集。

    有名なタイトル曲、2曲以外は地味な曲が多い。
    1、10 cavatina
    2~4はロシア民謡、そのまま収録。
    5 stuggling ahead
    へリコプターの効果音入り、劇的な音楽はこの曲くらいしかない。
    6 sarabande S・マイヤーズのギター曲
    7 waiting his turn ギターとストリングスが絡む静かな曲
    9 god bless america 映画からそのまま収録、しかも、重要な"Nickへ乾杯"の言葉を編集で削除

    収録時間、トータル24分。
    劇中で流れていたF・ヴァリ"Can't Take My Eyes Off You"も未収録。

    音だけ聴くならDVDだけでも充分な気もする。
    サントラとしては不満の残る1枚。

    "Cavatina"は71年、J・ウィリアムスのアルバム"Changes"で既出だった為か、
    79年のアカデミー賞にノミネートされる事もなく終っている。

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  • 10

    CD(通販)

    10

    1979年「10」サントラ。
    中年の映画音楽作曲家が若い女に一目惚れし騒動を起すコメディー。
    ほのぼのとした味わい深い1枚。
    H・マンシーニの熟練した音楽センスに唸らされる。

    1 Don't Call It Love ラウンジ風のピアノ曲
    2 He Pleases Me J・アンドリュースのボーカル
    3 Keyboard Harmony ディスコ風インスト
    4 It's Easy To Say 男女コーラス版
    5 Something For Jenny インスト
    6 Don Call It Love 男女コーラス版 アダルトなムード
    7 Get It On ディスコ・インスト 
    8 It's Easy To Say アンドリュース&ムーアのボーカル
    9 The Hot Sand Mexican Band マリアッチ風インスト
    10 I Have An Ear For Love 神父役が歌う曲
    11 It's Easy To Say 映画同様、D・ムーアが弾くバージョン
    12 Bolero 演奏クレジットなし

    79年アカデミー賞・作曲賞にノミネートされるも、
    リトル・ロマンス(G・ドリュー)に持って行かれる。

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  • Tootsie

    1982年「トッツイ」サントラ。
    作曲はD・グルーシン、詞はM&A・バーグマン、
    ストーリーとは順不同の収録。
    同曲を別アレンジで多用しているのが特徴。

    1 It Might Be You 主題歌
    2 An Actor's Life 躍動感溢れるオープニング曲
    3 Metamorphosis Blues 男だとばらした後、ホフマンが落込む時に流れるブルース曲
    4 Don't Let It Get You Down パーティーシーンでの曲
    5 Montage Pastorale 田舎での夜シーンに流れる曲
    6 Tootsie 女優として売れだした時に流れる曲 S・ビショップの歌入り
    7 Working Girl March 女としてオーディションを受ける時の曲 パワフルなブラス・アレンジ
    8 Sandy's Song 幻想的なフュージョン曲 映画ではピアノ版を使用
    9 Out of the Rain
    10 Media Zap 6の別アレンジ

    主題歌は82年アカデミー賞歌曲賞にノミネートされるも、
    愛と青春の旅だち(J・ニッチェ、B・S・マリー)に持って行かれる。

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  • The Untouchables

    1987年、「アンタッチャブル」サントラ。
    映画で使用した曲と微妙に違う音源。
    曲順もストーリー順とは違い、順不同で不満の残る編集。
    映画の余韻に浸るには不向きな1枚。

    1 The Untouchables  カッコイイ曲だが、いきなりエンド曲が1曲目 映画版の方がブラス、低音域の響きに伸びがあった
    8 The Strength of the Righteous  オープニング曲を8曲目に収録 映画ではディレイが掛り迫力があった
    9 Ness and His Family フルートとストリングスの絡みが絶妙に美しい、本サントラの目玉
    12 Four Friends S・コネリー扮する刑事が撃たれ絶命する時の悲しいメロディー
    13 Machine Gun Lullaby ユニオン駅での銃撃戦時の曲、 この曲をラストに持って来た意味は不明 

    E・モリコーネの作品中で最も華やかでパワフルな1枚。

    アルバム・リミックス、M・ファロー 音楽編集、T・ドレッシャー
    アルバム・プロデュース、E・モリコーネ

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  • Back To The Future Part II

    1989年、BTTFサントラ。
    前作と違いポップ・ソングは1曲もなくスコアのみの収録なので地味な印象。
    ストーリー順に収録。
    一聴してA・シルベストリと分かる迫力あるオーケストラの旋律。
    1 Main Title いつものゾクゾクする、あのメロディー。
    13 End Title 映画の内容をまとめる様な長いエンド曲、4分40秒
    スリリングで畳掛けるオーケストラの圧倒的な迫力、
    この2曲が本サントラの目玉。

    指揮、S・D・クレセント、オーケストレーション、J・B・キャンベル
    ブックレットにオーケストラ名のクレジットは無し。

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  • Sunday At The Village Vanguard

    1961年6月25日録音、二週間の契約で出演したV・ヴァンガード、最終日のライブ録音。
    この日演奏された13曲の内6曲が本作、残り7曲が"Waltz For Debby"に収録。
    この日演奏された曲順、この内、4~8、13(テイク違いも含め)本作に収録。   

    1 My Foolish Heart
    2 My Romance
    3 Some Other Time
    4 Solar
    5 Gloria's Step
    6 My Man's Gone Now
    7 All Of You
    8 Alice in Wonderland
    9 Porgy
    10 Milestones
    11 Detour Ahead
    12 Waltz for Debby
    13 Jade Visions

    全体的に演奏にスピード感があり、ベースの音量がピアノより大きい気がする。
    ラファロのオリジナル5、8が本作に収録、長いべース・ソロが聴ける。
    ジャケ裏写真に当時の3人の姿を確認出来る。

    演) (p)B・エヴァンス (b)S・ラファロ (d)P・モチアン

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  • Milt Jackson Quartet 

    1955年5月20日、RVGスタジオ録音。
    J・ルイスに代ってH・シルバーがピアノで参加。
    ジャクソンのオリジナル他、カバー曲で構成。
    全体的にカクテル・ラウンジで聴いてる様な静かなムード。

    1 Wonder Why カーン/ブロズキイ作、ヴァイブの素早いパッセージ、軽快なJAZZのリズム。
    2 My Funny Valentine ヴァイブがメロディー、ピアノがコードを刻む、心地よく柔らかい響き。
    3 Moonray ショー/マディソン/クウェンザー作、映画「夜行列車」のテーマ曲 ラウンジ風アレンジ。
    4 The Nearness Of You ワシントン/カーマイケル作、アダルトなムードのバラード。
    5 Stonewall ジャクソンのオリジナル、軽快なナンバー。
    6 I Should Care S・カーン/ストーダル/ウェストン作、45年にヒットしたナンバー、バラード。

    あっという間の31分。アダルトなムード漂う名盤。

    演奏、(Vib)M・ジャクソン、(p)H・シルバー、(b)P・ヒース、(ds)C・ケイ

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  • PetSounds mono

    定位がセンター、左右同じ音のモノ盤とステレオ盤との比較は楽しい。
    数種モノ盤がリリースされているが、どれも甲乙付け難い。

    1 Wouldn't It Be Nice
    M・ラブの名前がクレジットされているが、T・アッシャーはMikeが詞に携った事を否定、
    詞はBBがツアー中に書かれた物だという
    2 You Still Believe 原題in my childhood
    3 That's Not Me
    4 Don't Talk
    5 I'm Waiting for the Day
    6 Let's Go Away for Awhile 元々詞はなかったというインスト
    7 Sloop John B. J・スーザ風のブラス
    8 God Only Knows
    9 I Know There's an Answer BBのツアーマネージャー、テリー・サッチェンが詞を担当
    10 Here Today
    11 I Just Wan't Made for Times Like These P・タナーの作ったテルミンが唸る
    12 Pet Sounds
    13 Caroline, No H・ブレインがジュースのボトルをカットして叩いたパーカッションの音が肝

    説明不要の名盤。

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  • The PetSounds Sessions

    1996年、エンジニア、M・リネットに拠ってステレオ版が実現。
    セッション集・別テイク含む3枚、モノ盤の計4枚。
    付属2冊のブックレットに関係者のインタヴュー掲載。
    聴き終って思うのはこの3枚組は膨大なセッションのほんの触りに過ぎないという事。
    ブートSea Of Tune8枚、レゴ・マイ・エゴ3枚を聴いてもセッションの全貌を掴んだとは言い難い。
    まだまだ未収録のセッション音源が存在する。
    アメリカンバンド収録、Here Today間奏、オルガンのディレイ・バージョンは本セッションCDには未収。

    Disc3
    10 「駄目な僕」
    K・アボットが指摘する所の「このボーカルは三層構造で、
    "Sometime I Feel・・"の部分でスぺイン語も聞こえる」
    これら隠しトラックを聞き通すのは忍耐が必要も頷ける。

    Disc1
    24 「素敵じゃないか」
    リードなしのバックボーカル版収録が嬉しい。

    今後、未発音源がリリースされる事を期待しつつ、今日も聴き続ける。

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  • 暴力脱獄

    CD(通販)

    Cool Hand Luke

    1967年「暴力脱獄」サントラ。
    何度も脱獄を繰り返し、終いに撃ち殺される男の話。
    権威への反抗か、最後まで答えは出ないまま映画は終る。

    L・シフリンの音楽はJAZZ、南米の作曲家A・ヒナステラの作風を取入れた独特のタッチ。
    1 Main Title 悲哀を帯びたギターのメロディー、映画音楽の名曲。
    3 Tar Sequence ヒナステラ風の作風でパワフルなオーケストレーション。
    11 Chase バンジョーも入ってコミカル、オーケストラがスリリングさを畳掛ける。 
    13 End Title 1のメロディーにハーモニカ、オーケストラが次々加わり重厚な響き。

    国内盤13曲に7曲追加した20曲入り米国盤あり。

    67年度のアカデミー賞作曲賞にノミネートされるも、
    モダン・ミリー(E・バーンスタイン)に持って行かれる。悔しい。
    メロディーセンスは断然シフリンの方が良かったと思うのだが。

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  • Taxi Driver

    1976年、「タクシードライバー」サントラ。
    B・ハーマンの遺作。ハーマンは本作の録音終了後、75年12月24日、
    LAのホテルで死去。享年64歳。
    ハーマンは当初、タクシー運転手の事は知らないからと申し出を断ったと言う。頑固なハーマンらしい。
    本作ではJAZZのアプローチでいつもながらの重厚な響きを聞かせてくれる。
    映画の音源からストーリー順に収録。
    4 I Still Can't Sleep/They Cannot Touch Her (Betsy's Theme)
    映画ではデニーロの語りが入っていたが、本サントラでは音だけをじっくり聴ける。
    ハープの美しい響きが(C・シェパードが登場するシーン)一瞬聞こえる、
    このトラックが本サントラのべスト・トラック。
    76年のアカデミー賞に愛のメモリーと共に2作品、ノミネートされるも、
    オーメン(J・ゴールドスミス)に持って行かれる。

    旧サントラの曲も後半に(12~18)追加収録。
    ポスター型ブックレット(裏がデニーロの写真)も嬉しい。

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  • National Lampoon's Animal House

    1960s、体制側の学生クラブ「オメガ・ハウス」と反体制の自由クラブ「デルタ・ハウス」の
    大学全部を巻込んだ抱腹絶倒の闘いを描く、1978年「アニマル・ハウス」サントラ。

    1 Faber College Theme
    E・バーンスタインが本物の大学校歌風の曲を作曲。
    ブラームス・大学祝典序曲に似た雰囲気が可笑しい。

    60sの名曲と再録版を巧く合わせて収録。
    2 Louie, Louie J・べルーシがボーカルの再演版。
    3 Twistin' the Night Away S・クックの名曲。
    6 Hey Paula
    10 Let's Dance C・モンテスの名曲。
    12. Wonderful World S・クックの名曲。

    S・ビショップ、映画用の2曲が良い出来。
    7 Animal House
    11 Dream Girl ビショップのファルセットが素晴らしいポップ・ソング。

    曲間にセリフ入り。
    劇中で使用されたE・バーンスタインの曲は1、14以外にもあるが、サントラには未収録。

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  • In Pursuit Of Valis  

    SF作家、P・K・ディックが1974年、抜歯治療の為に大量のコデインを服用、
    その影響か、ディックが言う所の神秘(神に会う)体験をする。
    注釈で触れている様に幻聴、幻覚に近い物だったのではないかと思われる。
    その様な体験も含め、ディックが日々考察していた事柄を日記形式で綴った本。
    驚くのはディックが転生や死の向う側にある未知の世界に対して、
    西洋の歴史を通して深い関心を持っていたという事。
    彼の死生観が見て取れる。
    哲学用語・ロゴス、アートマン、更に彼の造語ヴァリス(作品名)等も飛び出し、
    一種、哲学書の様相を呈している。

    P・K・ディックの思考を垣間見るという意味では興味深い1冊。

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  • Explorations

    1961年2月2日録音、ラファロとの最後のスタジオ録音盤。
    スタンダード曲等で構成。

    1 Israel J・カリシ作、ピアノの素早いパッセージがクール
    2 Haunted Heart 1934年のミュージカル曲 バラード
    3 Beautiful Love テイク1の後で録り直したテイク2 ノリが良い
    4 Elsa E・ジンダース作、エヴァンスの十八番
    5 Nardis マイルス作
    6 How Deep Is the Ocean? I・バーリン作
    7 I Wish I Knew H・ウォーレン作のバラード
    8 Sweet and Lovely 30sポップソングをアレンジ
    9 Beautiful Love テイク1 本チャンにはテイク2が採用される
    10 Boy Next Door 捨て曲として採用された曲

    演奏) (p)B・エヴァンス、(b)S・ラファロ、(ds)P・モチアン

    この後、V・バンガードでのライブ録音盤2枚残し、
    ラファロは61年7月6日、事故で亡くなる。享年25歳。
    このトリオでの活動は僅か1年半。
    以後、S・ラファロは伝説のベーシストになってしまう。

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