ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 (ブルーレイディスク)
ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 (ブルーレイディスク) ベトナム戦争に関する機密文書の報道をめぐる攻防を、スリリングに描く リチャード・ニクソン大統領政権下の71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政府の欺瞞が明らかにされる。ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に代わり発行人・社主に就任していた女性キャサリン・グラハムのもと、編集主幹のベン・ブラッドリーらが文書の入手に奔走。なんとか文書を手に入れることに成功するが…。
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「大統領の陰謀」の前日譚
エンディングが夜中にウォーターゲートビルの民主党本部に何者かが潜入する場面で終わる。
これは1976年製作のアラン・J・パクラ監督の「大統領の陰謀」の冒頭と同じ。
つまりこの作品は「大統領の陰謀」へのプロローグ的な映画で、
何故ニクソン大統領とメディアが対立したのかを検証するような内容。
メリル・ストリープ扮する経営者が政権の中枢にいる民主党のマクマナラ元国防長官と昵懇だったのに、
共和党政権になりホワイトハウスと距離を置きやがて対峙するまでが描かれる。
これはスピルバーグ監督自身の現共和党トランプ政権に対するスタンスで、
ロシアゲート問題をウォーターゲート事件に準えて、
メディアが権力と距離を置き独立性を保ちながらチェックする機関である姿に、
アメリカのリベラリズムの精神が宿っていることを謳っている。
おそらくこの作品を見た後に、
続いて「大統領の陰謀」を見て下さいね、
というメッセージもあると思う。
redocatさん-2018-09-21-DVD/CDレンタル
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