海よりもまだ深く 15年前に文学賞を一度受賞したものの、その後は売れず、作家として成功する夢を追い続けている中年男性・良多。現在は生活費のため探偵事務所で働いているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳していた。別れた妻・響子への未練を引きずっている良多は、彼女を「張り込み」して新しい恋人がいることを知りショックを受ける。ある日、団地で一人暮らしをしている母・淑子の家に集まった良多と響子と11歳の息子・真悟は、台風で帰れなくなり、ひと晩を共に過ごすことになる。 | | レンタルはこちらから - 種類
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樹木希林の無駄遣い。。。
これに映画館で1800円は払いたくないし、レンタルでも借りたくない。
KOHLさん-2018-02-06-DVD/CDレンタル
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ネタバレ陳腐なホームドラマ
人情ものが嫌いなわけではないが、鑑賞者を2時間張り付けて観させていくからには、制作者には、その時間を後悔させないだけの、何らかの説得力や満足感を与える作品に仕上げる責任がある。
樹木希林は、役柄に合っていてとても素晴らしい。そのほかは?なんだかな?だ。だいたいにおいて、作品自体が何を言いたいのかがさっぱりわからない。小説書きが一発屋で終わらないためにもがくのなら、そこをもっと詰めて描くべきだし、男に惚れていながらもついて行ききれずに別れた女房なら、そのように設定すべきだろう。
だらしない映画だよ。何から何まで。
女房も子供もいるのに、小狡く手にした僅かな金を競輪でスってしまい、老母の家で家捜しするような人間の話なんて見たくもない。
それをありふれた人間ドラマにして描こうというのなら、この作品は下の下の出来と言うしかない。
しっかりしようとして努力するのに、自らの性に抗いきれない男はたくさんいよう。それを描くならそうしなさい。
阿部寛は、悪人なのか善人なのか、哀れな男なのか自分のために生き切ろうとする健気な人間なのか、逃げた女房と子供に対して、夫や父としての面子を保ち続けようと踏ん張るのか意志薄弱にして迷妄惰弱な人物なのか、全くわからない。
全体にだらしない、ただダラダラだらしない日常を垂れ流した作品。監督(が脚本まで書いて)の自己満足の押し付けはやめてくれ。
ただのあるある的題材など見る意味もない。
樹木希林で星ひとつ。
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Master “S”さん-2017-03-13-DVD/CDレンタル
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見る価値なし
面白くも無い、見る価値無い作品です。
俳優陣が可哀想。
ミネルバさん-2017-02-20-DVD/CDレンタル
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団地あるある的な作品
ストーリーは地味すぎて面白くなかった。
interceptorさん-2017-02-15-DVD/CDレンタル
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交際相手も深く撮って
文学賞取った後が鳴かず飛ばすというのは昔からよくある話であって、映画に新鮮さを求めるならばもう一工夫欲しかった。
樹木希林の出番がやたら多いのでそう感じました。
テニアンさん-2020-05-01-DVD/CDレンタル
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昭和期に誕生した団地という中流階級の喪失
ストーリーも似てはいるしタイトルが歌謡曲から採用されている点も同じだが背後にあるものが全く異なる。
「歩いても歩いても」は湘南の庭つき一軒家で医師の老夫婦に対し、
この作品は監督自身が幼少期を過ごした清瀬の老朽化した狭い団地で独居老人。
「歩いても歩いても」は阿部寛がバツイチ子持ちの女性と結婚して新婚で未来があり、
この作品は逆に離婚していてギャンブル依存症で養育費に困窮し未来は暗い。
昭和期の1960年代高度経済成長期に郊外の里山を切り開いて大量に団地が供給され、
庶民が入居し生活水準が上昇し一億総中流と呼ばれたのが1980年代の頃。
団地はその中流意識のハコものとして象徴するものだった。
やがてバブル崩壊後は格差社会化が始まり、
中流階級の構成人員が薄くなり、
団地も老朽化し居住する人々も高齢化し独居老人が増えてゴーストタウン化。
三組に一組は離婚する時代で、
家族の崩壊や中流階級の喪失といった現実が描写されている内容。
宮台真司著の「まぼろしの郊外」にも近い世界なのでは。
redocatさん-2018-10-29-DVD/CDレンタル
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