メイズ・ランナー （ブルーレイディスク）

散々謎をバラ撒いておいて、一個も解かずに更に追加して次回作へ丸投げしてしまうモヤモヤ通り越してイライラになる作品。

しかも設定が雑すぎて「え？」「は？」と、つい声が出る程。
迷路も見た目だけで、作中は走りっぱなしだから一本道にしか感じません。

こんなにやらかしておいて2.3作目でちゃんと纏められるか、そういう意味では次回作も観たくなります（笑）

以下ネタバレ。




太陽の熱で地表が焼きただれ、さらに未知のウィルスによる恐ろしい病気が蔓延。
それに何故か抗体を持っていた子供たちをどうやって見つけたのか頑張って集め、更に免疫力？を強める為に苦難を与えると言うのが目的。

しかし、その苦難がハードすぎて笑えません。
記憶消去してノーヒントで迷路中央の森林に放り出します。
作中でも言ってますが、よく村を作れたものです。

そもそも焼きただれた大地に森林＆超巨大迷路ってどうやって用意したのさ。

そして迷路内に闊歩する敵。
エイリアン+機械サソリを合体した見た目なのですが、これが貴重な抗体もちの子供たちを皆殺しにしていきます。
苦難すぎやしませんか・・・その位必用なのかもしれないけど・・・

そしてその恐ろしいサソリを倒さないと鍵が手に入らない＆迷路を隅々まで調べないと扉が開きません。
鍵も偶然気付いてゲットしただけだし、鬼畜過ぎます。

しかも出口はその辺の扉。非常口的な見た目。
なにこれもう少し労ってやれよ・・・な雑さ。

更には建物は崩れ、大地は砂漠化する程深刻な状態なのに、黒幕の組織はハイテクな機器を使いまくっています。
もう人為的に起こしたんじゃないのと勘繰ってしまう設定のグダグダ具合。

まだまだ言い足りない位酷い作品ですが、シリーズ通してみれば納得のいく内容になるかもしれません。
気になった方はレンタルなら見てもいいかと思います。買うのはオススメしません。