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天才と名高い外科医ジン・ヒョクは、ある日ひょんな事から何故か朝鮮時代にタイムスリップしてしまい…。日本のベストセラー漫画「JIN-仁-」が、韓流トップスターのソン・スンホンを主演に迎えて韓国で再TVドラマ化。第3話と第4話を収録。
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ネタバレコレラ・パンデミック in ソウル
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フルハウスさん-2015-07-29-DVD/CDレンタル
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ネタバレコレラ・パンデミック in ソウル
が、どうも変なのは主人公の妹、韓流オリジナルのキャラですが、これが原作の橘咲の役回りで、それが妹と生き写しという設定になっています。本来なら主人公と恋仲になる筈なんですが、なんでこんなイミフな変更をしたのでしょう。
さて、斬首寸前だった主人公のジン先生、処刑見届けに来ていた有力氏族、安東金氏の左相サマが都合よくバッタリ倒れ、その脳手術を請け負ってなんとか一命を拾います。しかし、原作ではこの慢性硬膜下血腫の手術、吉原の廓主に施されていたのですけれどね。いや、他意はありませんよ。むしろ、これは日韓の違いを知る上である重要な意味を含んでいます、後で述べましょう。
しかし、これでジン先生はなんとか生命と身分の保証に、有力者とのツテもできます。左相は当然、召抱えてやろうと誘いをかけますが、韓流赤ひげ先生の主人公は病人に身分の違いはありませんと断り、巷間に留まります。
で、その市井に、突然コレラが発生する。
原作での麻疹エピソードをぶっ飛ばしての、いきなりのコレラ禍ですが、しかしそもそも李朝朝鮮下で疫病が大流行という「史実」があったのでしょうか、疑問です。
というのも、李朝末期のソウルは下水はおろか、ろくな上水設備もない、おっそろしく不潔な街であったことが数々の見聞記から報告されているのです(有名なのはイザベラ・バードですね)。日本の外交官の報告では、赤痢やチフスが猖獗を極めていた、との記録もあるそうで。
原作にあるように日本の江戸は、都市衛生に優れ、大変に清潔な都市であったればこそ、かえって疫病の大流行は大災厄として記録されうるのですが、最初から病気まみれの疫病まみれでは、コレラもへったくれもあったものではないでしょう。
で、ジン先生、治療のために活人署という官院(主に疫病対策を担うようです)の門を叩くのですが、オマジナイのお札を配るのはまだ愛嬌としても、途中から病人が捨てられ始め、そのうち官医たちがスタコラ逃げ出します。いやあ、コリアンだなあ。
とまれ原作ではコレラ患者って、かなり尾籠で悲惨ですが、そこらへんのお色直しは韓流時代劇の常、見事に小綺麗に加工されています。描写のリアルなどなんのその、見苦しいもの、汚いもの、不必要なものはなべて加工し、作り変え、綺麗に整えちゃう。これがコリア風というものです。
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フルハウスさん-2015-07-29-DVD/CDレンタル
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