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マドリードの中心、住宅地の古い家。そこで9歳のアナは、11歳の姉イレネと6歳の妹マイテ、半身不随の祖母と召使いのロサと暮らしていた。ピアニストだった三姉妹の母親はすでにこの世を去っており、アナは母親の幻影を追っていた。職業軍人の父親がいたが、愛人との情事にふける中、急死。両親を失った三姉妹は叔母のパウリナに引き取られるが、アナは叔母を疎ましく思い、毒をミルクに混ぜる…。
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総評価数1(1件のコメント)
もうひとつの「パンズ・ラビリンス」
redocatさん-2023-06-26-DVD/CDレンタル
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もうひとつの「パンズ・ラビリンス」
「ミツバチのささやき」から2年後に同じスタッフで撮影されている。
当然何かと制約が多い社会であったから正面切っての直接的な批判は不可能なので、
双方ともにちょっとわかりにくい不思議な表現手法が採用されている。
時系列がシャッフルしたり亡霊が登場する幻想的なシーンがモンタージュされたりと、
特に大量の鶏の足が意味するものは?等々。
一見するとマドリードの大きなお屋敷に、
女性ばかり6人が生活する息の詰まりそうな閉塞的な環境で、
三人の少女がバルテュスの絵画のように無邪気に戯れる「ビリティス」のようなロリコンものにも見えるが、
実は反体制的なメッセージの込められた作品。
redocatさん-2023-06-26-DVD/CDレンタル
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