嘆きのピエタ 貸出開始日: | 2014/01/08 | 製作年: | 2012年 | 製作国: | 韓国 | 収録時間: | 104分 | 出演者: | チョ・ミンス イ・ジョンジン | 監督: | キム・ギドク | 制作: | ---- | 脚本: | ---- | 原作: | ---- | 詳細: | ---- | 字幕: | 日本語字幕 | 音声: | ステレオ/ドルビーデジタル/韓国語 | シリーズ: | ---- | メーカー: | キングレコード | ジャンル: | サスペンス ドラマ 韓国 | 品番: | n_653kibr1508r | 平均評価: | レビューを見る | | 十字架から降ろされたイエス・キリストを抱く聖母マリア像であり、慈悲深き母の愛の象徴でもある‘ピエタ’をモチーフに、心を失った男とその母を名乗る女の姿を描いた韓流サスペンス・ドラマ。 | | レンタルはこちらから - 種類
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まさかの展開⁈
Nalaさん-2014-06-13-DVD/CDレンタル購入・利用済み
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母性の象徴
ラストシーンがまたいい・・・
Jobinさん-2014-06-09-DVD/CDレンタル
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ネタバレ最後まで手の内を明かさない脚本が、愛憎劇の果てをも描いた作品
キム・ギドク監督の映画は、いつ観ても肩が凝る。最後まで気の抜けない緊張感の連続に、全身がこわばってくるのだ。
特にこの映画はひどい。並みのサスペンス劇では到底及ばない、肺腑を抉るような息詰まる人間ドラマになっているからだ。
題名にある「ピエタ」とは、十字架から降ろされたキリストを、胸に抱く聖母マリアを指している。
つまり母と息子の物語なのだが、ここでは主役は母であり息子でもある。
生まれてすぐに捨てられた、30年間天涯孤独に生きてきた借金取りの男(イ・ジョンジン)のもとへ、ある時、母と称する中年女性(チョ・ミンス)が現われる。
執念深い彼女は、とうとう男の家に上がり込み、食事の世話までするようになる。
果たして彼女は、本当に母なのか?
ここから物語は次第に核心へと至るのだが、ミステリアスなサスペンス劇という関係上、細部を語るのは御法度だろう。
要するに、母と息子の激しい愛憎劇、それも魂と魂がぶつかり合う復讐劇をはらんだ物語で、そこには男の借金取り立ての現場となる、ソウルの町工場が連なる一画が深く関わってくる。
男の取り立ては残忍そのもので、債務者に重傷を負わせ、その保険金で利子が10倍に膨れ上がった借金を返済させるというあくどさ。
そんな嫌われ者のもとに、突然現れた”母”とはいったい何者なのか?
おそろしく良く出来た脚本だ。
これまでにも脚本には定評のあったキム・ギドクだが、この映画ではさらに腕を磨き、最後まで手の内を明かさない。
つまり終幕まで二転三転して、ラストシーンが見えないのだ。
そこで描かれるのは、愛憎劇の果ての母性、慈愛と悲哀に引き裂かれた母性の奥深さだ。
キム・ギドク監督は10代の頃、この映画の舞台となったソウルの清渓川地区で、工場労働者として働いていたそうだ。
そして青年時代は、夜間の神学校に通って牧師を目指したという。
”工場”と”神”が、この傑作に結び付いたことは間違いない。
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シネマの風さん-2023-04-05-DVD・Blu-ray(通販)
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うなぎとうさぎ
なのでちょっとグロい。
工作機械を使って半身不随にするシーンがあります。
なのでこれもグロい。
救いのない絶望的などす黒い世界観は「アキラ」や「マッドマックス」に近く、
登場人物全員報われない不幸な境遇。
キリストの処刑時に空は漆黒の闇に覆われ、
その際に十字架から降ろされた息子を抱く母マリアの姿がピエタなので、
この作品の状況設定はまさに暗黒星雲。
世襲制が強い上にグローバリズム経済の洗礼を受けて超格差社会化した韓国社会の現状と、
韓国特有の封建的な価値観が色濃く残す風土の中での濃密な母子の結びつきが産み出すギリシャ悲劇的な世界。
redocatさん-2018-04-03-DVD/CDレンタル
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