マトリックス レボリューションズ

創造者アーキテクトに会い、ネオの覚醒もスミスもザイオンも預言者も全て、アーキテクトの設計通りだったという「想定内」の２作目に続き、最終章となったレボリューションズ。

ネオはマトリクスプログラムの固有の方程式不均衡の集合体、数学的調和から排除し難い誤差であり、全ての人間に内在する不完全性の結果であった。大量のモニタに過去アーキテクトへ来訪した別のネオが映し出され、もう何度もこの救世主ごっこをしている　という無限ループゲームの如き噴飯ものの設定が暴露された。

ネオは現実に戻り、生身でEMP（電磁パルス攻撃）を発射する奇跡を起こしセンチネルを撃破する。
本来肉体を持たないAIであるエージェントスミスが人間の身体を乗っ取って現実世界に入り込んで来る。（この辺も『ダークグリーン』にそっくりである。）
スミスに目を焼かれ失明するネオ。が心眼で倒す。

ネオの存在が陽とすれば、逆にスミスはその反動として生じた陰の存在である、というまたもや「正反対」の二項対立概念に収束していく。二項対立を「脱構築」しても二項対立の「裏返し」にしかならない。正反合もない。

マシンシティに船でネオと突っ込み、死ぬトリニティ。
ザイオンではセンチネル猛攻で、基地もダメージを受ける諸刃の電磁パルス攻撃（EMP）を断行する。

ネオはマシン集合体のコア顔？を通じてスミスと最終決戦。
大量のコピースミスに囲まれ戦うネオ。
（何の「反作用」も無しに銃弾を止めたり空を飛ぶ位の重力制御ができるなら、
全てのベクトルを「反射」出来てもいいようなものだが。一体何の「力」なのか。）
力尽きスミスがネオを乗っ取るが、全員爆発して死亡。
オラクルとアーキテクト、　二人のゲームは再び一時的な平和を齎した。
マトリクス内に太陽が登る。　END。


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もっとメタな話題として、最近になって判明したことは、
マトリクス世界全てを構成するマトリックス・コードは、実は日本の寿司レシピだったという話。
あの大量に流れる緑の半角カタカナ文字を、デザイナーのサイモン・ホワイトリー氏は
日本人の妻の料理本を元に作ったと述べている。
つまりマトリックスとは、　寿司レシピで構成された「寿司料理」の世界だったのである。

（料理本に普通半角片仮名が大量に使われているのかどうかは謎だが。