トロッコ ある夏の日、敦(あつし)8歳と凱(とき)6歳の兄弟は、旅行ライターをしている母親・夕美子に連れられ、亡くなった父親・孟真(もうしん)の故郷を初めて訪れる。急死してしまった父親の遺灰を届けるために、東京から台湾東部の花蓮(かれん)の近くにある小さな村までやって来たのだ。敦が大切に持ってきた、亡くなる前にお父さんから手渡された古い写真。そこに写っているトロッコを押す少年は、戦前のおじいちゃんだった。写真の場所を忘れたおじいちゃんは、敦と凱を連れてトロッコの線路を探し始める。 | | レンタルはこちらから - 種類
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戦時中の台湾と日本をつなぐ絆
台湾人を父親に持つ8才と6才の二人の兄弟が、父の故郷・台湾で感じたものを描いています。
特に父親を失った幼い長男の不安と覚悟の切羽詰った気持ちに感動させられます。
また、異国で息子を失った祖父の辛さも心に染み入ります。
当時、日本人兵士として従軍した祖父の悲しい体験…残されたトロッコが悲哀を物語ります。
日本名を名乗り2年間日本人兵士として戦ったのに、終戦と同時に日本から見捨てられた哀しみが同情を誘いますね。
線路の果てには日本がある…随所に日本への憧憬や切ない想いも伺えます。
今も昔も無責任で身勝手な日本の政治家や役人に観て欲しい作品です。
ぺピーさん-2011-12-12-DVD/CDレンタル
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